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普及啓蒙事業
 
 海から生まれ、海に糧を求め、海を渡って交流してきた人類。
 特に、四面を海に囲まれた日本にとって、船はなくてはならない存在です。幾多の恩恵をもたらす「海」。そして海を渡る「船」の長い歴史と文化は、ともに次代へ引き継いでゆくべき貴重な財産です。21世紀を迎え、海の大切さと、船と人間の新しい結びつきを考える。この理念に基いて、より多くの人々に「海」と「船」への関心を高めてもらうために、船の科学館では各種、海事科学知識の普及啓蒙事業を開催しました。
 
 
体験学習
海洋ウィークフェスティバル2002「ワールド シー ワールド春」
 
期間: 平成14年4月27日(土)〜29日(月)、5月3(金)〜6日(月)
会場: 船の科学館及び周辺海域
参加者数: 27,867名
主催: 船の科学館、(財)マリンスポーツ財団、(財)笹川スポーツ財団
後援: 国土交通省、東京都港湾局、(財)日本海洋レジャー安全・振興協会
協力: 海上保安庁第三管区海上保安本部、東京消防庁大井消防署、警視庁水上警察署
  東京都ターゲット・バードゴルフ協会、日本ダブルダッチ協会、茅ヶ崎高校チアリーディング部、日本ブーメラン協会、日本フライングディスク協会、日本ホースシューズ協会、(社)日本ボディビル連盟 *順不同
協賛: 日本財団
 
内容
 海や船をより身近に体感していただくことを目的として、カヌーやエンジン付ゴムボートの体験教室、海や船のことが楽しみながら学べる「海と船のオリエンテーリング」のほか、海難事故や港湾での船舶火災を想定しての人命救助訓練や手軽に参加できるニュースポーツを紹介する「スポーツ体験コーナー」などの複数の参加体験型イベントを実施し、イベントを通して海事科学知識の普及に努めました。
 
 
 
 
 
海洋教室(日本財団助成事業)
期間:平成14年5月〜10月の第1・3土・日曜日(7月を除く)
会場:船の科学館参加体験学習専用桟橋(羊蹄丸船尾)
参加者数:199名
内容
 私たちが暮らす東京の海は、今どんな状態なんだろう?
 季節によって変化する水温や透明度のほか、プランクトンなどの微生物を採取し、東京港の水質を定期的に調査しました。
 *水質調査データは巻末に記載してあります。
 
プランクトン観察風景
 
採水風景
 
シーカヤック体験教室(日本財団助成事業)
期間:平成14年5月〜10月の第2土・日曜日(7月を除く)
会場:船の科学館前水域(宗谷・羊蹄丸中間水域)
参加者数:675名
内容
 「海をあるく」そんな気分に浸れるのがシーカヤックの魅力かもしれません。
 人類がはじめて船を造って以来、数干年の歴史の中で、最もシンプルで、船について体感できるのも、この船の特徴です。
 自らの手で船を進め、浮力や復元性、方向転換など、船の基本的な知識を体験の中から参加者に学んでいただきました。
 
 







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