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(4)広域流動観光の受け止め
ア 広域イメージの形成と利用
 広域の観光拠点となっている阿蘇、高千穂などの観光客の一部を受け入れる条件を整備する。
 具体的には高千穂から宮崎に至る「ひむか神話街道」の整備を契機に、熊本、宮崎方面からの誘致を、広域イメージに沿った展開の中で実現していく。
 
図表5−52 広域イメージの形成と活用
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(1)モニターツアー実施
 特に、通年型の利用を促進するため、季節ごとのテーマを明確にし、四季折々の本村の魅力を多くの人に知ってもらうモニターツアーを企画し、都市住民のニーズを直接把握しながら、食などと連携したツアー企画の充実を図っていく。
 
(2)雑誌特集への掲載
 さらに、口コミやインターネットでの情報発信に加え、タイムリーな雑誌特集などの掲載により、多くの人に本村の魅力を知ってもらうとともに、独自の魅力をアピールすることで、一度は行ってみたいと思わせるような、本村に来てもらうためのきっかけづくりを推進していく。
 
★旅行専門情報誌への掲載(事例)
 
・約1年間、全国で売られているので、多くの人に知ってもらうことができ、九州のみならず、全国的に知名度があがる。
・また、年間を通した本村の魅力をアピールでき、その効果が得られる可能性が高い。周辺地域と合わせた周遊観光客の増加が期待できる。
 
  
 
イ 宿泊施設の設備や運営、サービス、情報提供の見直しと改善
 本村に一泊する楽しさを知ってもらい、そのプログラムを実現するためのモニターツアーなどを実施し、そこを通して得たニーズを参考に改善をし、併せて宿泊施設のサービスや施設の改善に結びつけていく。
 
(1)宿泊情報の提供
 本村の特性を活かし、インターネットの活用により、主人の顔や、庭に出てくる狸や、自慢できる料理の一品がみえるような具体的な情報提供により、宿泊のモチベーションづくりを図っていく。
 また、各施設がニッチなニーズに対応し、ペット同伴や、車椅子での宿泊、あるいは釣りのガイド付きなどの特色を明確にし、それを情報として発信していくことが重要となる。
 
★充実している宿情報(事例)
 
・電話番号、料金、アクセス、設備等の基本的な情報に加え、女将の顔写真とメッセージ、当民宿のおすすめ情報を写真付きで提供しており、宿の個性がよく伝わっている。
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★客のニーズに合わせた宿情報(事例)
 
・小さな子どものいる家族にターゲットを絞った宿情報。
・子ども料金、幼児料金の設定に加え、家族3人の予算イメージを提示し、検討しやすい。また、子ども向けの設備、料理情報や体験情報も掲載されている。
・さらに、母親向けの特典や便利情報も盛り込まれており、ターゲットのニーズによく対応した情報といえる。
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資料:『02 家族でおでかけ夏休み』昭文社 より
 
  
 
(2)高齢化宿泊施設に配慮した互助的な仕組づくり
 さらに、サービスの提供や施設の改善が困難な宿泊施設を支援し、食事時間での本村の食文化の説明や、山歩きのスポット紹介などの出前サービスや、エコマネーを用いた食事や清掃などの互助的な仕組づくりも検討していく。







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