日本財団 図書館


(2)平家本陣の再整備
 このような機能を実現させるため、次の運営方針のもと、以下のようなソフト面・空間面の整備を進めていく。
 
運営の
方針
「人」をきわだたせる、「人」づくり ○椎葉の最大の魅力の一つである「人」「人情」「温かさ」などを活かした運営
○来村者との交流の場の拠点としての運営・整備
○来村者や外部の専門家による評価を生かし、改善につなげていく
ソフト面の
整備
1 運営組織の強化と連携の拡充 ○観光・物産関連の実行部隊的な組織による運営
→民間のノウハウとやる気を生かした運営
○地元生産者関連団体や観光施設関連団体等との連携・協力体制の強化
○観光・物産関連の人材育成
○新たな観光(体験型観光など)の推進、活動拠点
2 既存施設機能の見直し・強化 ○ホスピタリティの習得(人材育成)
→接客サービスの向上:マニュアル化ではない、椎葉らしい接客
○外部人材による評価と改善
○レストランにおける椎葉ならではのメニューの工夫
→椎葉の家庭料理を中心に:焼畑そば、雑穀のおかし、山菜のおかずなど
○物産品の無料サービスによる試飲・試食の機会提供
→地場の物産との連携(例:椎茸茶の無料サービス)
3 物販部門 ○製造者や生産者の対面販売の実施
→来村者との交流促進、ニーズの把握
○物産生産者の名前入り商品の販売
4 各種情報提供(観光案内機能) ○商品の説明のできる人の常駐
○椎葉観光について何でも親切に教えてくれるスタッフの常駐、又は、販売員との兼務
○観光情報を中心とした椎葉情報のデータベース化とその提供
→椎葉についてなんでも分かる情報拠点づくり
・サイン、地図、パンフレット、魅力情報、イベント情報等が簡単に入手できる
・書籍、地図などの各種資料、デジタルデータの検索システム(閲覧自由)
・携帯電話、PDAへの充電機能など
・データベースの共有(平家本陣、民俗芸能博物館、村など)
空間面の
整備
5 イベント・休憩スペースの拡充と交流サロン化 ○様々なイベントを行ったり、交流の場としても利用できる多目的空間の確保
→普段は休憩スペースとなっている
→誰でも(村民、来村者)自由に利用できる
○4の観光情報データベースから、交流の情報データベースヘ
→インターネット化、ライブCCDカメラでの画像提供
6 立ち寄り拠点としての基本的施設の拡充可能性の検討 ○施設等の見直し
○駐車場
○トイレ施設等
○無料休憩スペース
○製粉所、ランドリーの位置
→地元住民向け施設の縮小、キャンパー等向けサービスなどの誘致
○ランドスケープヘの配慮
→湖を眺めながら食事ができる等
【「道の駅」化の検討】
○道の駅そのものが椎葉に適しているかどうかの検討
(将来の幹線道路交通量、沿道利用可能地等〉
○登録要件の確認
・十分な数のある24時間利用可な駐車場、トイレの設置
・施設のバリアフリー化
・案内所設置と案内スタッフの常駐
・運営主体







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION