(5)中心市街地およぴその周辺地区のバス交通の問題・課題
当地区は、主要な都市機能が集積する中心市街地とこれに隣接する住宅地で構成されている。
人口55454人、高齢人口7298人(13%)、一人暮らし1499世帯が住む地区である。
大半の路線バスの系統の起点が集中している西鉄、JR駅から市の全方面へのバスサービスが形成されている。福祉バスは、当地区をカバーする形で毎日、週1回の両方のコースが運行されている。郊外部の西南地区をサービスしているバス心通り、人口集積が高いこともあり、最も福祉バスの充実している地区であるといえる。
●バス停へのアクセス
路線バス
中心部の一部を除き、ほとんどがバス利用徒歩圏域でカバーされている。
道路網の形態、整備状況により、フリンジ(縁辺)部の住宅地に不便地区(バス停より300m以上離れる圏域)が多くみられる。
福祉バス
狭い道路でもサービスできることもあり、路線バス以上に福祉バスのサービス範囲は広がっている。路線バス同様、フリンジ部の地区で不便地区がみられる。
●利便性(運行回数)
路線バス
各方面の系統が集まっていることもあり、運行回数(約100〜150回)面での利便性は相対的にもっとも高い地区である。
福祉バス
上述したように全域をカバーする形で毎日コースで運行されているため、利便性は高い地区である。ただし一部の地区で毎日コースが通っていない。
●公共公益施設へのアクセス
路線バス
路線バスによるアクセス性が悪い公共公益施設がみられる。他地区と同様、特に総合保健福祉センターへの路線バス利用が不便と考えられる。
図表4−17 中心市街地およびその周辺地区の評価結果
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