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4. 住民ヒアリングによる市内公共バス交通の現状に関する評価・問題点
 
(1)主旨・目的
 本市内での日常の移動(交通)に関し、利便性(能率性)・快適性・安全性等々の面から、現状についての住民の評価や、問題点としての指摘事項など自由な意見を聴取した。
 
(2)対象
 今回の聞き取り調査は、カルテ等で公共バス交通不便地区と予想される地域の住民を対象に実施した。
 
(3)実施日時
 
日 時 行政区 会場
平成15
(2003)
年
1月30日
13時30分 柚須原 御笠コミュニティーセンター(会議室)
大石
上阿志岐東
上阿志岐西
中阿志岐
下阿志岐
天山
牛島
16時00分 平等寺 山口コミュニティーセンター(会議室)
山口
19時00分 山家1区 山家コミュニティーセンター(会議室)
山家2区
山家3区
山家6区
山家7区
山家8区
1月31日 13時30分 隈 筑紫多目的集会所(会議室)
下見1
諸田
桜台
永岡
16時00分 大門 二日市コミュニティーセンター(学習室)
武蔵
18時00分 山家中央区 筑紫野市役所第5会議室(第1別館2階)
馬市
 
(4)主な質問事項
 
(1)実際に地域の住民は、現在の公共交通のあり方に問題を感じているか。
(2)地域住民の自家用車と自動車運転免許の保有状況。
(3)地区の(独居)老人や障害者等、公共交通を必要とされる方の割合。
(4)坂が多いなど地形的な問題。
(5)日常的な買い物などで市内を移動される場合、主にどのような交通手段を用いているか。
(6)地域住民は、市内の路線バス・カミーリヤバスについてどのくらい利用しているか。ほとんど利用していないと思われる場合、利用しない主な理由は何か
(7)家の近くを、バスが運行すると仮定した場合、主にどのような時に利用すると思うか。
(8)家の近くから、市内のどこに行くバスがあれば便利か。また、途中でどこを巡るとよいと思うか。
(9)バス導入についての意見
 赤字を前提としたサービス導入や、特定地域への税金投入について疑問を感じるかどうか等。
 現在の福祉バスは無料であるが、コミュニティバスに転換した場合、本数や路線、乗降の自由等について便利になる反面、有料になることが考えられる。その点をどう考えるか。
(10)バス導入に対する希望
ア ルート(アクセスする公共施設等)は。
イ 望ましい運行頻度(本数)は。
ウ 無理なく歩けるバス停までの距離は。
(11)バスが導入された場合の利用意向と、その条件(気軽に乗りたいと感じるような条件とは)。
(12)実際に運行した場合に期待できそうな効果、予想される問題点など。
 
(5)特徴的な意見
 公共バス交通の不便地区と予想される地域でも、自家用車の利用などにより、普段あまり不便を感じていないとする方が多かった。しかし、これから高齢化社会を迎えるにあたり、高齢者・障害者等のいわゆる交通弱者の利便性を考えていかなくてはならないという意見もあった。
 また今回のヒアリングでは、子どもの通学のための公共バス交通に対するニーズが顕著であった。これは、交通量が多い割に歩道がなかったり、狭歪な道、防犯灯のない道が子どもの通学路になっている地域があることがあげられる。防犯灯のない通学路は農地の中を通っており、防犯灯の光が米の生育に悪影響があるとする、生産者側の意見も一方であった。また、学校以外に塾に通う子どもたちは、9時を過ぎると路線バスがなくなるため、家族に送迎してもらっているが、複数の子供を持つ家庭では何回も送迎をしなけれぱならないという声もあった。さらに山口地区などは、ヒアリングの前日大雪が降り、通学のためのバスが運休になったことにより、地区の子ども達が自宅学習になったことも大きかったようである。
 カミーリヤバスを利用するという声はほとんど無かった。週1コースはあまり利用勝手が良くないようであり、また、カミーリヤバスの利用の仕方が十分周知されておらず、ほとんどの住民が「誰でも乗れる」ということを知らなかった(高齢者しか利用できないと思われていた)。また、シャトル式で、往路の降車場所と復路の乗車場所がカミーリヤのみに決まっていることも、利用されない理由のようであった。
 コミュニティバスについては、あったらそれは良いと思うが、市の財政上のことも考慮した上で、カミーリヤバスの運行の見直しだけでも十分ではないか、という意見もあった。
 ルートについては、他の交通機関との結節を考えて、朝倉街道、筑紫駅、また普段良く行く所ということで、病院、ゆめタウン、生涯学習センターなどが上がった。
 太宰府市のまほろば号を意識している住民も多かったが、その方で、他市町とは市域面積や地形の状況、観光資源など、条件がそれぞれ違うのだから、本市の特性を十分検討する必要があるとする意見もあった。
 いずれにしてもなぜコミュニティバスを走らせるのか、その目的をはっきりさせることが重要であるとし、まず特定の地区をモデル地区にして、実験的に運行させてみてはどうかという意見があった。
 
(参考)スクールバス等及ぴ通学補助の現状
 住民ヒアリングで、要望が多かったスクールバスの現状についてであるが、現在本市では、筑紫東小学校に通学する馬市地区児童の、朝夕の登下校における交通安全を確保するため、通学用のタクシーによる送迎を地元のタクシー会杜に委託している。また、本市教育委員会所管のマイクロバスを天山地区児童の送迎用に運転業務委託している。
 この他、柚須原から吉木までの路線バスについて補助を行っており、また、御笠地区、山家地区、山口地区の、一部行政区の小・中学生を対象に通学バス補助(定期券)制度も行っている。通学バス補助(定期券)制度は、下記行政区に居住し、小学生にあっては通学距離4km以上、中学生にあっては6km以上の児童・生徒を対象として、小学生には全額(学校で定期券を購入し配布)、中学生には半額(定期券の写しを提出することにより、半額を現金で補助)を補助するものである。
 予算額は、小学生対象として2,450千円、中学生対象として820千円を計上している。
 
・ 対象行政区(括弧内は対象小・中学校)
柚須原・香園・本道寺(吉木小学校・筑紫野中学校)
山家1区・2区(山家小学校・筑山中学校)
平等寺・山口の一部(山口小学校・天拝中学校)







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