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プログラム
9:30 開場受付
10:00 開会
  開会の挨拶:西憲一郎(福岡市助役)
10:10〜10:45 基調講演:「海と福岡」白石一郎(作家)
10:45〜12:30 セッション1:民の海
  〈モデレーター〉
  山田吉彦(日本財団 海洋船舶部国内事業課課長)
  〈パネリスト〉
  赤嶺淳(名古屋市立大学助教授)
  石原義剛(海の博物館館長)
  シンプリシオ・アゴザールJr(フィリピン沿岸警備隊コマンダー)
  ハズマン・ビン・フーセン(マレーシア政府半島海事局南部地域本部本部長)
13:30〜15:30 セッション2:国の海
  〈モデレーター〉
  竹田いさみ(獨協大学教授)
  〈パネリスト〉
  荒井正吾(参議院議員)
  エッティー・アゴース(インドネシア海洋漁業省大臣補佐官)
  邱文彦(国立中山大学〈台湾〉助教授)
  川崎隆生(西日本新聞社経済部長)
15:35〜16:10 総括
  竹田いさみ(獨協大学教授)
  山田吉彦(日本財団 海洋船舶部国内事業課課長)
16:15〜16:30 閉会の挨拶
  日下公人(東京財団会長)
 
参加者プロフィール
 
セッション1「民の海」
 
【モデレーター】
山田 吉彦(やまだ・よしひこ)
日本財団海洋船舶部国内事業課長、大分県産業科学技術センター客員研究員。日本財団で海洋問題の助成業務に携わるかたわら、マラッカ海峡の航行安全に関して社会学的見地から研究。特に現代の海賊問題に明るい。
 
【パネリスト】
赤嶺 淳(あかみね・じゅん)
名古屋市立大学人文社会学部助教授。専門は海洋民族学・東南アジア地域研究。フィリピン、インドネシア、マレーシアなどの島嶼(しょ)東南アジア地域の生活の成り立ちを、海洋資源利用の史的変化の観点から研究。
 
石原 義剛(いしはら・よしたけ)
1969年に名古屋のテレビ局を退社、71年、鳥羽市に開設された海の博物館勤務。73年に館長に就任。「海を守るSOS(Save Our Sea・救え、われらの命の海を)運動」の提唱者。
 
シンプリシオ・アゴザールJr
(Simplicio A Agozar Jr)
フィリピン沿岸警備隊コマンダー。海洋環境保護司令部次長として同国沿岸域の海洋環境保護、海洋汚染問題に取り組む。ASEAN加盟国やその他各国とのコンタクトパーソンとしても活躍中。
 
ハズマン・ビン・フーセン
(Hazman Bin Hussein)
マレーシア政府半島海事局南部地域本部長。マレー半島南部海域の同国海事局所掌業務の統括責任者で、その業務は警備救難、航行安全、海上交通、海域環境保全など多岐にわたる。
 
セッション2「国の海」
 
【モデレーター】
竹田 いさみ(たけだ・いさみ)
獨協大学教授。専門はアジア太平洋の国際関係論。著書に「移民・難民・援助の政治学─オーストラリアと国際社会」(勁草書房)、「東アジアの安全保障」(南窓社)など。
 
【パネリスト】
荒井 正吾(あらい・しょうご)
参議院議員。1968年旧運輸省入省。95年官房審議官、97年6月自動車交通局長、99年海上保安庁長官。2001年1月退官し、同年7月参議院議員に当選。
 
エッティー・アゴース(Etty R. Agoes)
インドネシア・パジャジャラン大学で教えるとともに、同国海洋漁業省大臣補佐官、海軍・環境省・法務省顧問を兼任。海洋法、海洋管理、海上治安などの分野で幅広く活躍している。
 
邱 文彦(Wen-Yan. Chiau)
国立中山大学(台湾)助教授。海洋政策、沿岸管理、湿地保存などの分野を研究。台湾の海洋問題の政策アドバイザーのほか、海洋台湾文教基金執行長、台湾湿地保護連盟会長を務める。
 
川崎 隆生(かわさき・たかお)
1974年西日本新聞社入社。社会部次長時代には、雲仙普賢岳災害などを取材。95年からバンコク支局長としてカンボジア内乱、ミャンマー民主化運動などを取材した。帰国後、編集委員、国際部長などを経て現職。
 
福岡市挨拶
 
福岡市助役 西 憲一郎氏
 
 福岡は、アジア大陸との交流では日本でも最も古い国際都市だといえます。西暦57年、漢の光武帝から倭奴国の王に金印が贈られたこと、大陸交流の迎賓館であった鴻臚館が福岡城趾の下で発見されたことなどが、それを証明しています。
 また、中世には、謝国明に代表される博多商人が活躍するなど、交流の歴史に培われた、海外の人々をおおらかに受け入れる気質が福岡には脈々と流れています。
 福岡市は市政の戦略目標として「アジアの交流拠点都市」を掲げ、1989年の「アジア太平洋博覧会」、毎年9月のアジアマンス、福岡アジア文化賞などの施策を通してアジアとの交流を積極的に進めています。今年(2002年)8月には「アジア太平洋都市サミット」を開催しました。
 「21世紀はアジアの世紀」と言われていますが、これからの日本は、アジアとのつながりなしには考えられません。アジア各国との連携は今後ますます重要性を増してくるでしょう。
 福岡市は、国の「都市再生プロジェクト」で、「アジア産業交流拠点」として位置付けられました。「アジアのゲートウェイ」として、積極的に取り組んでいきたいと考えています。この時期に、福岡市でこのような国際フォーラムを開催できますことは、福岡市にとって大変有意義だと感じています。







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