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瀬戸内海子供フォーラム’02について
主催:瀬戸内海離島振興推進協議会
 
 瀬戸内海に面した7つの県。そこに住む離島や本土の子供たちが、一つの船で瀬戸内海を東から西へ巡りながら、島についてのいろいろな学習や体験をしました。
 そこで子供たちがお互いの交流の輪を広げ、瀬戸内海について考えを深め、新しい島のあり方を考えていこう、という試みです。
 
実施日:2002年7月29日(月)〜8月1日(木) 3泊4日
参加者:兵庫県から大分県までの瀬戸内海関係各県市町村の小学5・6年生149人
(うち109人は離島在住者)
 
1日目(7/29)
姫路出発
西島着(兵庫県家島町)
オリエンテーション
バーベキュー
キャンプファイヤー
 
2日目(7/30)
客船「銀河」によるクルージング
船上学習、瀬戸大橋など見学
大崎上島着(広島県木江町)
大人と子供のジャブ合戦「ここが変だよ瀬戸内海」
 
3日目(7/31)
客船「銀河」によるクルージング
大崎下島着(広島県豊町)
古い町並み見学(重要伝統的建造物群保存地区)
大島着(山口県大島町)
瀬戸内海未来図作成
 
4日目(8/1)
フォーラム開催
替え歌発表
瀬戸内海未来図発表
子ども宣言の採択
 
瀬戸内海子ども宣言
−つなげよう 島としま 人とひと−
 
私たちは
私がいて友だちがいてみんながいる瀬戸内海
すきとおる青い海 元気に泳ぐ魚がいる瀬戸内海
こんな瀬戸内海が大好きです
私たちはみんなが幸せになれる瀬戸内海を
未来に残すために ここに約束します
 
一. 小さな命を大切にする海のような優しい心になろう
 
一. スナメリも歌う楽しい海 波の音 キラキラと光る星など自然に関心を持とう
 
一. 私たちがしなければ誰がするんだ 大切な自然のために助け合い ゴミを捨てない心を持とう
 
一. このフォーラムで生まれた友情を育て 新しい友だちをたくさんつくろう
 
2002年8月1日
 
「瀬戸内海子供フォーラム’02夏」参加者一同
 
子どもたちの作成した「瀬戸内海未来図」
 
知事・市長挨拶
 
真鍋武紀香川県知事
 
 「今後、豊かな自然、あるいは特色ある歴史や文化、名所・旧跡などの恵まれた資源を生かして、島々を活性化し、また我々の活力の源として活用していくことは、21世紀の香川県の発展、瀬戸内海地域の発展を考えるとき、私たちに課せられた大変大きな課題であります。このような先人から受け継いだ資源を大事にし、さらに発展させ、よいものを加えて次の世代へ引き継いでいくことが大事です。また、そのすばらしさを広く情報発信していくことも大事であると考えています」
 
片山圭之丸亀市長
 
 「瀬戸内の離島は外洋の離島とは少し違いますが、離島振興法が延長されたこの機会に、その恩恵を共に受けながら離島としての立場をよく考えて、利益を共に求めて、離島の振興や島の人々の生活を考えることが大切ではないかと考えています」







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