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7.2.4低温試験
 試験は表8に示す試験条件及び試験手順に従って行う。
 
表8 試験条件及び試験手順
  供試品
電源パネル 自動同期投入装置 液晶表示器 閃光灯(暴露甲板に設置)
セットアップ図 図15      



試験温度 +5℃±3℃     −25℃±3℃
保持時間 2時間      
供試品の作動状態 作動状態      
作動試験時期
(1) 試験温度に達してから2時間後
(2) 常温に戻ってから1時間後
試験手順
(1) 図15に示すように試験水槽ヘ供試品を設置する。 
(2) 電源を供給し、作動状態とする。 
(3) 試験槽内の設定温度を試験温度にし、試験温度に達してから2時間その状態を保持する。
(4) 試験温度に達してから2時間後に試験プログラムを起動して作動試験を行う。 
(5) 作動試験終了後ただちに試験槽内の温度を常温に戻す。 
(6) 常温に戻った後、再度作動試験を行う。 
(7) 作動試験終了後、電源を閉じる。
 
7.2.5 腐食試験
 試験の手順及びセットアップ試験は表9に示す試験条件及び試験手順に従って行う。
 
表9 試験条件及び試験手順
  供試品
閃光灯
セットアップ図 図17



塩水濃度 5%±1%NaCl溶液
試験時間 2時間噴霧、7日間放置するサイクルを4サイクル
供試品の作動状態 非作動状態
作動試験時期
(1) それぞれのサイクルの7日目
(2) 環境条件を取り去った後
試験手順
(1) 図17に示すように塩水噴霧試験機へ供試晶を設置する。 
(2) 非作動状態とする。
(3) 5%±1%のNaCl溶液を2時間噴霧する。
(4) 供試品を塩水噴霧試験機から取り出し、40℃±2℃、93%(+2、−3%)に設定された低温・恒温・恒湿槽へ設置する。
(5) (4)の状態で7目間放置する。 
(6) 供試晶を作動状態とし、作動試験を行う。
(7) (1)〜(6)の手順で4サイクル行う。
(8) 低温・恒温・恒湿槽から取り出し、その後水洗いをして乾燥させる。 
(9) 劣化、腐食等の有無を観察する。
(10) 作動試験を行う。
 
図 17 塩水噴霧試験セットアップ
 
7.3 試験実施
7.3.1 試験の実施
 供試品4種について、乾燥高温試験、温湿度試験、振動試験、低温試験及び腐食試験を実施した。







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