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寄生虫症対策
 当財団はハンセン病のみならず、公衆衛生上の問題として重大な寄生虫症対策への協力にも取り組んでいます。フィリピン、タイ、中国、中央アフリ力共和国に対して日本の専門家による技術協力を支援して来ました。フィリピンでは1981年から、住血吸虫症に関する技術協力がボホール島で開始され、根絶に向けて大きな成果をあげることができました。
 また、中央アフリカ共和国に対する協力は、当財団発足当初より25年以上にわたって継続的に実施しており、地域住民の総合的な健康意識の向上とプライマリ・ヘルスケアの促進に寄与しています。さらに1998年WHO西太平洋地域事務所で開催した会議の提言を受けて、カンボディア・メコン川流域における住血吸虫症および土壌を媒体とした寄生虫症対策への協力を実施しています。
 







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