(3) セッション2 対談「生命に寄りそう風景」
《大阪大学大学院教授 鷲田清一》
《ドキュメンタリー演出家 伊勢真一》
人間は自分自身の生きる意味を考えながら、答えの出ない問いや解決できない痛みを抱えて生きていく存在である。「ケア」とは、このような、わからない問題が常に目の前に突きつけられ続ける営みでもある。
鷲田さんと伊勢さんは、それぞれ違う分野で全く違うことに携わりながらも、こうした、わからないものを大切にし、そして、そのわからないものとどう付き合い、折りあっていくかを考えてきたという点では共通している。対談では、それぞれの経験を語ってもらうことで、生きることの意味について考える場とした。