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(2) セッション1 「人を幸せにするケアの文化」
《静岡県立大学看護学部教授 佐藤登美》
《ちいさな風の会世話人 若林一美》
《長野県南相木村診療所医師 色平哲郎》
《法政大学国際文化学部助教授 森村 修》
 
 「ケア」とは、他者の生に触れることで自らの生き方を見直すことになる。「ケア」を様々な観点から捉えることで、今後の議論の幅を拡げることを目的として、セッションを行った。
 佐藤さんからは、看護学生が初めて実践の現場に出て重度の痴呆のお年よりと出会うことで変化していく様子が語られた。また、若林さんからは、子どもを亡くした親たちの会と関ることで、亡き子へに向けられた哀悼という、一見何も生みだそうとしていない営みのなかに深い意味を見出すことができるという報告がされた。さらに、色平さんは、過疎化がすすむ村の暮らしを紹介しながら、村で暮らすお年よりとの深い交流を語った。








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