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4. Perry Slingsby Systems社
4.1 企業概要
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図13 Perry Slingsby Systems社正面
 Perry Slingsby System社の前身は、約35年前に設立されたPerry Tritech社であり、2000年3月にSlingsby Engineering社と合併して今日に至っている。現在は、設計、製造、営業及び管理部門を含めて約250名の社員を擁して、最先端の無人探査機の開発を行っている。
 Perry Slingsby System社はアメリカ合衆国フロリダ州とイギリスに工場を持ち、海洋石油開発業界や海底ケーブル通信会社、防衛また原子力などの海洋関連の企業からの受注により、ROVを生産している。我々が訪問したフロリダ州の工場敷地面積は48,000平方フィートと広大であり、様々な製造設備及び試験のための建物が存在する。
 Perry Tritech社時代からの実績を含めると、今日までの35年間に300を越えるROV、150を越える潜水関連システムを製造している。
 現在世界各国で大小含めて数十社のROV製造実績のあるメーカーが存在するが、海洋開発関連のマーケットでのPerry Slingsby System社の占有率は50%を越え、設計面、製造面においても高い技術力を誇る。
4.2 工場内見学
 図14、15はケーブルメンテナンス用のROVである。最大稼働水深は2500mである。写真はまだ未完成の状態であり、左右両側にキャタピラが装備され、海底面を進行することができる。ケーブル敷設用のジェットポンプ、監視カメラ、各種通信機器、スキャニングソナー、自動ケーブルトラッキングシステムなどを装備することができる。
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図14 ケーブルメンテナンス用ROV “TRITON T−200”(本体)
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図15 ケーブルメンテナンス用ROV “TRITON T−200”(駆動部)
[主要目]
項目 TRITON T-200
全長 3.1m
2.0m
高さ 2.2m
稼働水深 2,500m
前進速度 1.15ノット
総合出力 200馬力
重量 約7,000kg
ウォーターポンプ 90馬力








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