5 拡散計算の妥当性の検証
拡散シミュレーションの妥当性検証のため、現況(1999年)の排出状況下で拡散計算を行い、風向別の実測値との対比を行った。
5.1 計算条件
5.1.1 計算対象点
計算点は陸上の大気環境観測地点として、観測値と計算値の比較により計算内容の検証とした。この拡散計算は陸上の大気環境観測地点を対象としているので、平均的フュミゲーション強度を考慮している。
5.1.2 排出源
排出モデルに従って与えられた各汚染物質は3次メッシュごとに配分を行い、その配分に従って拡散計算を行った。以下に1999年のSO2の排出状況を示す。
図5.1-1 各3次メッシュからのSO2排出量
数字は1999年における各メッシュからの排出量;単位1万Nm3/year・mesh