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3.4 拡散係数
 拡散係数は、安達(1997)の方法により2段階安定側の係数(αz、γz)からPasquill-Gifford近似関係式を用いて求めた。初期拡散幅は、船舶の飾り煙突あるいは航行時の乱れを考慮して10mに設定した。なお、拡散式としては数式3.3-1を用いていることから、本拡散計算においては水平方向拡散係数σyは取り扱わなかった。
数式3.4-1 鉛直拡散幅σZに対するPasquill-Gifford図の近似関係式
z1125_01.jpg
表3.4-1 鉛直拡散幅σzに対するPasquill-Gifford図の近似関係数表(陸上)
陸上の大気安定度 αz γz 風下距離 x(m)
A 1.122 0.08 0〜300
1.514 0.00855 300〜500
2.109 0.000212 500〜
B 0.964 0.1272 0〜500
1.094 0.057 500〜
C 0.918 0.1068 0〜
D 0.826 0.1046 0〜1,000
0.632 0.4 1,000〜10,000
0.415 1.732 10,000〜
E 0.788 0.0928 0〜1,000
0.565 0.433 1,000〜10,000
0.415 1.732 10,000〜
F 0.784 0.0621 0〜1,000
0.526 0.37 1,000〜10,000
0.323 2.41 10,000〜
G 0.794 0.0373 0〜1,000
0.637 0.1105 1,000〜2,000
0.431 0.529 2,000〜10,000
0.222 3.62 10,000〜
図3.4-1 Pasquill-Giffordによる陸上の垂直拡散係数σz
z1125_03.jpg
海上の大気安定度 P-G線図で用いる拡散係数
B D
C E
D F
E, F G
図3.4-2 海上の大気安定度に対応する拡散係数σz
z1126_02.jpg
点線は初期拡散幅10mを加えた拡散係数








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