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38 鹿児島県太鼓連合合同チーム (鹿児島県)
 演奏曲 薩摩の響 (さつまのひびき)
 
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 平成5年に連合結成後以来、県内全体や地域でのフェスティバルを数多く催してきました。しかし、各チームが自分たちの曲のみ演奏をして盛り上がりに欠ける場合が多かったのですが、平成11年から合同曲に取り組み、何度も練習を重ねるなか、チーム間のつながりが深まり、遠く離れたチームでも隣同士のような間柄となってきました。同じ曲を演奏することだけではなく、舞台に上がらなくても裏方での応援など、みんなで催し物を成功させようという仲間意識が高まっています。そのような鹿児島の意気を込めた「薩摩の響」を聞いて下さい。
 
OPENING 小倉祇園太鼓 (福岡県)
 演奏曲 小倉祇園囃子 (こくらぎおんばやし)
 
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 小倉祇園太鼓の両面打ちは、全国でも類を見ない珍しい打法で、表と裏で音も打法も違うのが特色です。太鼓の太さは直径1尺2寸(36.4cm)から1尺5寸(45.5cm)までとされていますが、中には尺7や2尺物まであり、胴は欅をくりぬいたものを使用します。一面は甲高い音、もう一面はやや鈍い音を出すように調節されています。甲高い音は「オモテ」、「カン」と呼ばれ、鈍い音の方は「ウラ」、「ドロ」と呼びます。また、太鼓の打法によってそれぞれ意味があり、天下泰平、国土安穏、五穀豊穰を祈願したものと言われています。「オモテ」は派手な打法、「ウラ」は単調な基本音となり、これにリード役に鉦(ジャンガラ)が加わって、小倉祇園太鼓の独特なシンフォニーが作り出されます。








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