26 富岳太鼓 (静岡県)
演奏曲 韋駄天 (いだてん)
富岳太鼓は、日本一の霊峰富士の麓、静岡県御殿場市に所在します。1977年、社会福祉法人富岳会の法人内の施設を利用する知的障害者のセラピーとして、和太鼓に着目したことから始まりました。
富岳太鼓は、魂を揺さぶる「響き」、鼓動と同調する「リズム」、感情を全身で表現する「躍動」、共に打ち込む「喜び」など、打てば響く太鼓の持つ秘めたる可能性を独自に開発した和太鼓プログラムに効果的に取り入れ、知的障害者のセラピーとして実践しています。
そしてその効果は、心身多面に表れ、今では障害者のリハビリテーションや社会自立のトレーニングとしては勿論のこと、障害者の文化、芸術活動にまで広がりを見せ、広く海外からも注目を集めています。
今回は、富岳会に勤務する施設指導員を中心に構成されたメンバーです。
27 下関平家太鼓保存会勝山会 (山口県)
演奏曲 源平音頭、お艶くどき、万歳 (げんぺいおんど、おつやくどき、ばんざい)
下関市勝山地区地域活動(クラブ活動、ボランティア活動、福祉施設の慰問など)の一環として始められた平家太鼓は、早10数年になります。
「下関平家太鼓保存会勝山会」では、現在、小学生・中学生・高校生の子供達へ、日本伝統の和太鼓の魅力を感じてもらえるように、和太鼓の単純な構造から生まれる音、いろんな演技演奏する技術の磨き、勝山流平家太鼓の保存伝承をする和太鼓グループとして、各地のイベントなどで発表を行っています。
平家太鼓を通じて、地域の文化振興発展と青少年健全育成を考慮し、人々とのふれあいを大切にし、人間的なマナー・礼儀を学ぶ場となることを真情(まごころ)としています。