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19 福光もちつき太鼓 (富山県)
 演奏曲 もちつき太鼓 (もちつきたいこ)
 
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 今から約800年前の寿永2年。木曽義仲率いる源氏軍と平維盛率いる平氏軍が倶利伽羅山で大合戦を行いました。越中武士団の首領石黒太郎光弘一族は義仲の軍勢に加わり、地の利に詳しいところから夜陰に乗じ、牛の角に松明をともす火牛の戦法を用い、大勝利を収めました。
 福光城主石黒一族のがいせんを祝い、歓迎と祝賀の心を込めて手拍子、足拍子、笛、太鼓で威勢よく餅をついて祝ったのが始まりです。その後、福光地方では神社、仏閣の慶事、祝儀などにこの「もちつき太鼓」が取り入れられ、面白く餅がつかれてきたものです。
 
20 橘太鼓響座 (宮崎県)
 演奏曲 日向若衆、ひとり、大太鼓 (ひゅうがわかしゅう、ひとり、おおたいこ)
 
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 古来より、日本の音、文化の魂として鳴り響き続けている和太鼓。いま、日向の若者たちが故郷宮崎の自然や歴史・文化・人の心などを太鼓の音に託し、力強い鼓動を伝えます。
 それは、大地に降り注ぐ太陽の音、それは青く澄み渡る大海原のつぶやき、そしてそれは彼方に聞こえる古の調べ。橘太鼓「響座」は、平成の新しい歴史を築き上げようと、橘の町から日向の鼓動を打ち鳴らします。








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