7 金沢百萬石太鼓 (石川県)
演奏曲 たにぐち
金沢の市街地を流れる浅野川上流に金沢の奥座敷といわれている落ち着いたたたずまいの湯涌温泉があります。この湯涌地区に長年にわたり金沢百萬石太鼓が伝承・保存されてきました。
約300年前、農業を営む地域の住民達が年間最大行事として稲害虫の多発期に夜毎大きなかがり火を焚き、害虫を焼き払い、その生き残りを太鼓の音で送り返す「虫送り太鼓」を基に米・麦・アワ・キビ・豆等の「五穀豊穰」を祝う祭り等で村の若人達が夜の更けるのも忘れ、太鼓を打ち鳴らしたことに始まっています。
農業の近代化に伴い一時は枯れつつあった和太鼓を町の雄志ある若者達により昭和47年から復元され、代々受け継がれ、現在の太鼓となりました。
素朴で単調ながら、なぜか心打たれる太鼓を現在十数人のメンバーで湯涌古来の伝統を守りながら創作太鼓を交え、世界の平和と人々の友好親善の絆がより強くなることを希求しつつ活動を続けています。
8 人吉ねぶか太鼓 (熊本県)
演奏曲 ねぶか
私達ねぶか太鼓は、創作太鼓であり、人吉・球磨に生まれ育った若者が故郷の活性化のお手伝いができればと結成された太鼓です。
この太鼓を通して日本人の心の奥に響く和太鼓の良さを認識し、自分自身がこの伝統文化に触れることにより、人間育成・向上を目指し、皆様に愛される太鼓になるように取り組んでいます。これからも“心”で打てる太鼓としてがんばります。