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3 公共駐車場の整備方針
 旧吉田宿の歴史的建築物やまちなみへの利用者・来訪者を受け入れるため、肥土家隠宅敷地に公共駐車場を整備する。肥土家隠宅敷地は旧吉田宿内において広い面積と樹林の豊かな緑を有し、仮称・旧吉田宿交流館、仮称・旧吉田宿伝承館利用の利便性が増す他、東亜酒造を中心とした広域観光の強化にも効果的である。また、道路に面して駐車場を配置することで後背の蔵や大木が見えるようになり、まちなみの修景効果も期待できる。
○整備の基本的な考え方
<敷地内の大木や蔵を活かす>
 ブロック塀と老朽化した住宅の除却によって敷地内の樹林や蔵が見えるようになるためこれを活かした景観デザインとしていく。また、敷地内の高木は可能な限り保全し、自然の残る整備を行う。
<対面する東亜酒造との景観の調和を図る>
 東亜酒造とともに沿道に面する部分が多く、旧吉田宿の核として一体となった景観を形成する。
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整備イメージ
○整備イメージ(代替案‐1)
 大型バスの駐車場を敷地外周に収めた案。
<メリット>
・頻繁にバスが駐車している場合は景観的に阻害されない。
・大型バスの駐車スペースを4台確保できる。
<デメリット>
・既存樹木を伐採する必要がある。
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○整備イメージ(代替案‐2)
 大型バスの駐車場を敷地中心に収めた案。
<メリット>
・大型バスが停車していない時は後背樹木への景観が広がる。
・既存樹木を活かすことができる。
<デメリット>
・頻繁にバスが駐車している場合は景観的に阻害される。
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