大規模プロジェクト等への対応に資する路線は、整備延長474.5km、営業・工事中率は36.4%である。このうち2005年までに整備することが適当、もしくは整備に着手することが適当である路線の整備延長は278.6kmで、営業・工事中率は56.0%である。

　工事中の路線が多く、これらが供用されることにより一層の整備効果が期待できる。

　

→関西国際空港、関西文化学術研究都市への対応

　対応路線として関西国際空港連絡線、なにわ筋線が答申されているが、現在、供用されているのは、関西国際空港連絡線のみである。

　

　

　対応路線として「京阪奈新線」、「片奈連絡線」の新設及び「JR奈良線、片町線、関西線」の線増が答申されているが、現在、供用及び事業着手しているのは「京阪奈新線」、「JR奈良線」の一部複線化のみである。今後、関西文化学術研究都市の整備が進展するにつれ、京都・滋賀方面からの連絡性が更に必要となるものと考えられる。

　

　

→郊外部、臨海部で形成されつつある新しい開発拠点への対応

　答申第10号時に郊外部、臨海部で形成されつつあった開発計画及び対応する路線の進捗状況は、以下のとおりである。

　

　

→拠点間相互の連絡の強化、周辺地域からの円滑な流動

　

　

　

　上記以外にも沿線市街地の再開発等に伴い、検討すべき路線及び線増路線が答申されている。