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2.2.1−2)ギヤ比配分方法の解析
 前述の(1)〜(4)項を考慮して小型・高性能化のための設計検討プログラムを作成し、3種類の遊星構造・ギヤ比配分について比較評価し、最適ギヤ比配分を調査した。
 
ギヤ比配分方法の判断基準 遊星歯車構造の選択基準
●主寸法・質量・損失動力 ●回転方向仕様・各部回転速度
●シリーズ化を考慮した主要部品の共通化 ●主寸法・質量・損失動力
 
 小型化検討プログラムに使用した主要部品の概略計算式を下記に示す。
(1) プラネット軸受の設計
 回転速度が比較的大きい遊星歯車装置では寸法・寿命の点からすべり軸受が選択され、面圧・すべり速度の許容値から概略寸法を求める事が出来る。
 
z1075_06.jpg
 
(2) 歯車寸法の設計
 下記計算式で概略求められる。
 尚、ギヤ比を式中のRBで表現するとスター型はRB、プラネタリ型はRB+1となる。
 
z1076_01.jpg
小型高性能化を左右している部品
 
z1076_02.jpg








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