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油排出監視制御装置
フェロー工業株式会社
1.調査研究の目的
 油排出監視制御装置は国際的環境レベルからみて必要不可欠でありながら、現在製品化されている油排出監視制御装置では、
1)油以外の混入物により油分濃度測定値に誤差があること
2)船内に油分濃度精度の確認の手段を持たないため信頼性が乏しい
3)制御装置が複雑なため、誤操作による重大事故発生の危険性がある
等の問題点が指摘されている。
 本研究では、混入物による油分濃度測定誤差低減の解決方法を見出すことを目的とし、4種類の油分濃度測定方法を検討した結果。散乱光を2つの角度から測定することで混入物除去効果が見出せることがわかり、それについて重点的に実験確認を行い油分濃度測定方法の基礎となる要素技術について調査研究を行なった。
2.実施項目
2.1 性能改善可能な油分濃度測定方法の調査
2.1.1 超音波照射測定法の調査
2.1.2 透過光・散乱光・反射光測定法の調査と実験確認
2.1.3 赤外線吸収フィルター法の調査
2.1.4 連続スペクトラム分析法の調査
2.1.5 各種測定法の比較評価
2.2 精度確認手段の調査
2.3 操作性の簡易化
2.4 実施期間
開始 平成12年4月1日
終了 平成13年2月15日
2.5 実施場所
フェロー工業(株)社内
千葉県姉ヶ崎港 船名:YAGAWASAN








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