保険
1.計画
保険の種類
(1) 普通傷害保険(レクリエーション保険)
ボランティア等の運営スタッフ及び式典等の出演者(延べ34,000人)に対し、大会期間中(会場設営期間、リハーサルを含む)のまさかの事故に備え、傷害保険、賠償責任保険に加入することとした。
大会関係施設へ入場する観客(概算延べ130,000人)に対し、施設入場者傷害危険担保の保険に加入することとした。
(2) 施設賠償責任保険
大会関係施設へ入場する観客(概算延べ130,000人)に対し、借用施設管理者として、第三者への賠償責任保険に加入することとした。
(3) 興業中止保険
天候等に起因するイベントの中止による損害を担保するため、開会式及び屋外競技開催に対し、費用補償保険に加入することとした。
(4) 受託者賠償保険
借用施設内の動産に対し、火災、破損等所有者に対して負担する賠償責任を担保するため賠償責任保険に加入することとした。
(5) 動産総合保険
関係機関から借用する物品(テント等)に対し、所有者に対して負担する賠償責任を担保するため賠償責任保険に加入することとした。
2.実施内容
計画の通りスポンサーである安田海上火災保険(株)と契約した。
期間中普通傷害保険対象案件2件、受託者賠償保険対象案件2件の事故が発生し保険手続きを行った。
観客サービス
1.ウェルカムハンドブック
県ワールドゲームズ推進室では、本県での滞在情報、競技開催8市町村の紹介等を掲載した、外国人選手、役員及び外国人観光客向けの英文ハンドブック8,000部を作成し、競技開催市町村、選手・役員宿泊先、インフォメーションブースで配布した。
2.外貨両替サービス
県内交通拠点及び拠点ホテルに臨時両替所を設置し、外貨両替サービスを行うこととしたが、結果的に銀行窓口の通常営業での対応とし、臨時両替所の設置は行わなかった。
競技団体を通じて外貨両替体制の事前周知を図ったほか大会参加者に配付のファミリーガイドに情報を掲載し、徹底を図った。
従前より実績のある2つの宿泊施設(秋田キャッスルホテルおよび秋田ビューホテル)に協力を依頼し、宿泊者以外への対応を行った。
3.競技別プログラム
観客やメディアヘのサービスおよび業務用として、競技別のプログラムを作成することとした。各競技連盟が独自に編集してAOCが印刷費を負担する方法と、各競技連盟にAOCから印刷費の一部を補助する方法を提示したところ、前者を選択したのが19団体、後者を選択したのが国際体操連盟傘下のエアロビック、新体操、トランポリン、タンブリング、スポーツアクロ体操の5団体を含め11団体であった。
競技別プログラムとは言え、会長挨拶や本部連絡先、チケット管理センター連絡先など全競技共通の情報についてはもれなく掲載する必要があり、また、それぞれの競技別プログラムにある程度の統一性を持たせるため、表紙及び裏表紙を含む4頁分については、AOCで版下を作成して各競技団体に支給した。
基本的に日・英併記であること、各競技の進行・対戦表・選手リストを掲載すること、できるだけ各競技のルール等の説明も加えること、をAOCから依頼した上で、原稿作成・構成及び作成部数(最小800部から最大7,000部)を各競技団体に一任して作成した。
完成したプログラムは各会場において観客向けに有料(一部無料)で配布され、競技観戦の手引きとして利用された。