(c)プランクトンの現況調査
【調査方法】
前述の2水域において、2001年5月〜12月に毎月1回、バンドン採水器を使用して水深1m、5mならびに海底上1mから採水し、クロロフィルa量分析および植物プランクトンの調査を行った。クロロフィルa量の分析は沿岸環境調査マニュアルII(日本海洋学会編、1990)に従い、クロロフィル色素は90%アセトンで抽出した後に蛍光光度計(TURNER DESIGNS・TD-700型)を使用して測定した。また、植物プランクトンについては、採水後直ちに約1%ボラックス中性海水ホルマリンによって固定し、同定用の試料とした。
【結果および考察】
クロロフィル色素分析の結果を図45、46に示した。舞根湾(図45)では、3つの水深の中で水深1mの色素量が多く、色素量は5月から上昇し、9月に最高値(4.23μg/l)を示した後に下降した。竹ノ浦(図46)では、7月から8月にかけて色素量が多く、7月に海底上1mで最高値(9.82μg/l)を示した後、9月以降に急に低下した。この最高値は時期が異なるものの、舞根湾の最高値の倍以上であった。
図45.舞根湾のクロロフィルa量の季節変化
図46.竹ノ浦のクロロフィルa量の季節変化
植物プランクトンの種については、現在同定中であるので、結果は後日公表する予定である。
(d)底生生物の生息状況調査
【調査方法】
2001年6、8、10、12月に、
前述の2水域において、上記底質調査を行う際に採取した泥中の生物について分類した。採集生物は、採集後10%ヘキサミン中性海水ホルマリンで固定し、分類用の試料とした。
【結果および考察】
底生生物については現在分類中であり、結果は後日公表する予定である。