5. ロープの結び方
船に乗りこんで、見渡して貰えば解るとおり、船内ではロープを使って種々な用具を縛りつけています。一番大切なものは、船を岸壁さん橋に係留するもやい索です。船で用いられている結び方は、加わる力を有効に使うということと、解け難く、解きやすいということで考えられています。
1. もやい結び
桟橋上のビットやリング等に係船するときによく使います。利用範囲の広い便利な結び方です。
その1 桟橋などで向うむきで係船するとき
2. まき結び
軽く結んでおくときなどに用いる。強い力が加わるときは不適。
3. ひと結び(ハーフヒッチ)、ふた結び(ツーハーフヒッチ)
この結び方は、簡単で、特にツーハーフヒッチはどこにでも応用できて、広くもやい索の止める場合など広く用いられている。
4. 本結び
日常生活の中でもよく使われている結び方です。
5. ひとえつなぎ
ロープを接ぐときに使います。
6. ふたえつなぎ
より確実に接ぐときや太さの違うロープをつなぐときなどに使います。太さの違うロープをつなぐときは、太いロープに細いロープを巻きつける。
7. クリート結び
クリートとは下図のようにロープを結び止める牛の角のような型をした金具です。係留しているさん橋にも使われています。