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ふれあい社会づくりグループ
−全国駆けめぐり奮闘−介護相談員養成研修事業
 12年度は8つの事業をこなしてきたふれあい社会づくりグループ。それも年度当初は5つだったものが、介護相談員養成研修事業はじめ3つの事業が飛び込んできたもの。このうちの介護相談員養成研修事業が一番ハードで、時にヒーヒー言いながら支えてくれた財団内スタッフ。その一端を今回はご紹介します。
 
 介護相談員養成研修事業の実質的な運営体制は、福祉自治体ユニット(略称ユニット)、介護保険・市民オンブズマン機構大阪(略称Oネット)、長寿社会文化協会と当財団の4者実行委員会形式で行うこととなっており、予算的にどう流れていくのか、最初の段階では読めず、また、貧乏財団としては赤字を出してはならないため、とにかく、節約をモットーとして、対予算比をにらみつつ執行状況をみていくという方式に。そして、ユニットとOネットと連携しながら実行してきたものです。
 そのため、事務作業も複雑に重なり合い、自治体プロジェクト担当の和久井良一、ふれあい社会づくりグループの奈良、高田薫体制だけでは無理で、グループメンバーとして鈴木夏子が8月から、そして財団運営グループで採用した久保郁がバックアップ体制に、さらに、全体的経理体制は東友会の亀島照辰と経理責任者の平山熊三郎がフォローするという内部体制で行ってきました。その結果、全11回(1回当たり実研修日5日間)の研修のうち、Oネットには2回、ユニットに約2回をお願いして残りをふれあいグループが「出雲の阿国一座」もしくは「サルティンバンコ」(サーカス一座の名称なんですって)といわれつつ、奈良、高田、鈴木が全国? を駆けめぐってきたものです。
 さてこの事業も2年目。12年度は184自治体、受講生948名だったものが、今年度は厚生労働省の補助金は3分の1以下に減ったものの(研修参加費を増額)、回数も参加人数も約1.5倍に。この事業は地方自治体が独自に研修を行っていくか、もしくは、県および市町村が運営する事業を、当財団が支援するというように方針は変わりつつありますが、いずれにしてもそれを実際に運用していく身としては憂慮する要素大。ハア〜、今年もしんどいぞ!
(奈良 環)








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