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社会参加システム推進グループ
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「ホリデースクール」で障害児の地域参加支援を
 昨年度、神奈川県のみどり養護学校から1年間の派遣研修で活躍した斉藤奈美さん。地元神奈川で余暇活動のモデル研究を行った内容をご紹介します。
 
 2002年から学校完全週5日制が始まります。これまでよりも月に2回、休日が増えることになるわけですが、子どもたちはどのように時間を過ごしていくのでしょうか。
 障害を持つ子どもとその家族にとって、余暇時間の過ごし方が悩みの種となるケースは少なくありません。「一人で過ごすことがむずかしい」「楽しんで活動できる場が乏しい」などが、その要因として挙げられます。
 ここで、「ホリデースクール実行委員会」(事務局・神奈川県立みどり養護学校内)が横浜市神奈川区をモデルとして試みた、余暇活動の場づくりをご紹介します。
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昼食タイム
●「第1回ホリデースクール実行委員会」
 
 2000年9月29日、神奈川区にある神ノ木地域ケアプラザにて、第1回ホリデースクール企画会議が行われました。出席者は、悪原さん(みどり養護学校)、和泉さん(神奈川区社会福祉協議会)、斉藤さん(神奈川区生涯学習支援係)、西田さん(神ノ木地域ケアプラザ)、野村さん(障害児地域訓練会「麦の会」)、斉藤(さわやか福祉財団)の6名。以後、実施まで、5回の企画会議が持たれることになります。その間、ボランティアの下屋さん、神子さんの参加もありました。
●参加者・ボランティア募集!
 
 参加者募集の呼びかけは、神奈川区在住のみどり養護学校高等部生徒に行うことになりました。
 ボランティアの募集先は、多岐にわたりました。学校関係、社会福祉協議会、障害児地域訓練会、地区センター等々。募集チラシは、この事業自体の広報的役割も担うと捉えて、1300枚程用意し、神奈川区内の郵便局にも配置しました。応募の出足は遅かったものの、最終的には12名の参加希望生徒と25名のボランティア希望者が集まりました。
●事前オリエンテーション
 
 第1回の実施日は12月17日(日)と決定しましたが、その前に、参加生徒と保護者、ボランティア、企画会議スタッフが一堂に会する機会を設けることになりました。
 ここでの主な目的は、マッチングによりグルーピングされた者同士が顔を合わせゲーム等を通してお互いを知り合うことと、保護者からボランティアへ子どもに関する情報を伝えることでした。
●第1回ホリデースクール実施
 
 冬の晴れた日曜日、神ノ木地域ケアプラザの多目的室にホリデースクールの参加者とボランティアの皆さん、スタッフが集合しました。午前中は近くの神ノ木公園でウォークラリー。昼食を挟んで、午後はクッキー作りグループと軽スポーツグループに分かれての活動でした。
 保護者とボランティアを対象とした事後アンケートでは、ホリデースクールを継続していく上で大変参考となる意見や質問等が出されました。
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ウォークラリーのゴール地点にて
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ウォークラリーの様子
●これからの「ホリデースクール」
 
 年明け、雪の日曜日に第2回ホリデースクールが行われました。2月には神奈川区で行われた「友・遊・まちづくりフォーラム」のイベントに参加しました。
 今後は、企画・運営にもボランティアの方々に加わってもらい、さらに地域の中で育てていけるよう働きかけて行きたいと考えています。(斉藤 奈美)








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