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2005年戦略プロジェクト
「上から 下から 横から」ふれあいの仕組みづくりを推進
草の根推進プロジェクト
総勢77名 新しいインストラクターが2005年に向けて各県各地に誕生今後の活躍に期待
 
 1999年度に17名のさわやかインストラクターが委嘱を受けて、今まで空席であった都道府県に配置され、各地の地域たすけあい研修会で目ざましい活躍を残してくれました。そしてこの2000年3月には新たに18名の新インストラクターが各地で誕生しています。地域は、函館、釧路、芽室、秋田、山形(2名)、福島、宇都宮、横浜、浦和、茨城、浜松、京都(2名)、大阪、兵庫、佐賀、熊本の以上16地区です。
 18名の皆さんは、関東、東海の2地区での実地研修、加えて東京、四国徳島、九州福岡、東北福島の4か所でのフォローアップ研修を終えて、仕上げとなる3月の東京大森で行われた研修会終了後、堀田理事長から委嘱状を受け取りました。2001年度は総勢77名での新たな活動がスタートします。
 今年度も有力なさわやかインスラクターが誕生するように、私たちスタッフも一日も早く、全ての都道府県に、さわやかインストラクターの配備ができて、誰もが安心して暮らしていけるふれあい社会の構築のために前進してまいりたいと思います。みんなで頑張っていきましょう。
(米山孝平)
地域協同推進プロジェクト
地域協同の広がりが富山にも
2月10日 富山市で「地域協同」推進シンポジウム開催
 
 富山版シンポの仕掛け人はJA富山県中央会の藤畑満次長です。一昨年5月、東京大手町のJAホールで初めて開催された「地域協同」推進シンポジウムに参加し、「ぜひ富山でも」と思ったのがきっかけだそうです。すばらしいのはそれを「思い」にとどめず、粘り強く地域の関係者へ働きかけ、富山版を実現されたこと。今回の内容を,ご紹介しましょう。
基調講演「パッケージとリンケージ」
 
 基調講演はJA全中地域振興部の松岡公明課長。地域協同を自販機にたとえて、「いろいろな商品が揃い、それがリンクしているから利用しやすく、利用者が集まる。地域の諸団体によるサービスも同じでバラバラではだめ」と、ネットワークの重要性を強調されました。
特徴ある実践活動報告
 
 実践報告では、それぞれ特徴ある取り組みが報告され、お互い良い刺激になりました。たとえば、「ヘルパー養成講座へのろうあ者の参加」(富山県福祉生協代表の小西乃里子さん)、「高齢者大学での男性ボランティアリーダー養成」(大沢野町社会福祉協議会・地域福祉課課長の坂田克司さん)、「ふれあい切符を活用した地域支え合い」(NPO法人さわやか富山代表の森沢恵美子さん)、「デイサービスに焦点を当てたJAの活動(JAとなみ野・高橋真由美さん)などなど。
 最後のパネルディスカッションでは、NPO法人にぎやか理事長の阪井由佳子さんも加わり、「福祉マップをコンビニに」など、富山を安心して暮らせる地域とするため、実践の中からのいろいろなアイデアが出されました。
新しいふれあい社会づくりに!
 
 参加者は200名余り。感想としては「地域助け合いの大切さがよくわかった」「このような交流会を続けてほしい」と、大変新鮮に、また好意的に受け止めてくださったようです。
 どこの組織が主体でも結構。このような「地域協同」推進シンポジウム地域版があちこちで開催されてくると、新しいふれあい社会づくりの大きなうねりとなることが期待できます。ぜひ、あなたの地域でも!
(丹 直秀)








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