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2001年度2大重点新規事業
勤労者マルチライフ支援事業地域通貨推進事業
“それぞれが力を出し合い、経済の状況に左右されない真の安心の仕組みづくりを”
さわやか福祉財団交流総会 堀田力説明より
2月22日(木) (於)東京・芝公園
 
 去る2月22日(木)、2000年度(平成12年度)さわやか福祉.財団交流総会が開催されました。第1部「さわやか総会」の冒頭、堀田力理事長が2001年度に向けた事業総括説明を行い、任意団体時代を含む過去10年の財団活動の流れが近年、具体的に社会の時流として実現してぎている現況を説明し、「その流れをさらに確かなものにするようさわやか福祉財団として全力で積極的な事業展開を行いたい」と2001年度に向けた抱負を語りました。
 そのための重点事業として、2001年度は、勤労者マルチライフ支援事業と地域通貨推進事業の2つの新規事業がスタートします。
 勤労者マルチライフ支援事業は、1月にお届けした前回の本号でご紹介したとおり、勤労者が多彩なNPO・ボランティア活動にも参加することで、生きがいのある新しいライフスタイルを構築でぎるようその仕組みづくりを進めていくものです。今年度、従来から進めている社会参加システム推進事業の柱として、さわやか福祉財団が全面的に企画提言し、全国展開されていきます。
 また地域通貨推進事業は、同様に当財団がこれまでに研究を始めてきた「近隣型助け合い」の理念をいよいよ各地で具体的に普及させていくための事業です。ふれあい切符やふれあいシールも含んだ、各地の取り組み事例を研究し、自然な形での地域の支え合いを働きかけていきます。
 その他従来の各事業とも、,いずれも財団の理念である「新しいふれあい社会の創造」に向けて、それぞれの道筋からの仕掛けを同様に積極的に行っていきます。どうぞ本年度もご支援のほどよろしくお願いいたします。
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写真は交流総会の風景から
交流総会にご出席いただきありがとうございました
 さわやか福祉財団では、市民の皆様に広くご支援いただいている活動の行うべき当然の義務として、日頃から事業内容及び財政・運営面など全面的な情報公開に努めていますが、さらに事業運営の方向性について積極的なご理解、ご意見をいただく場として1998年度から交流総会を毎年度開催しています。
 今年2月22日に財団事務所隣のabc会館ホールとメルパルク東京で行われた総会には、北海道や四国、九州など遠方の地域の方を含めて平日昼間という多忙な時間帯ながら220名の方にお集まりいただきました。
 担当者による個別事業説明と質疑応答などからなる第1部と、まったくの自由交流スタイルでの第2部は、途中20分ほどの移動休憩を挟んで全体で4時間半という長丁場でしたが、逆に「時間をもっと長く」という声も届くほどで、皆様の熱い期待に職員一同新たな活力を頂戴した1日でした。当日寄せられたアンケートから一部ご紹介します。
 
「さあ、言おう」で大体の動きはわかっているつもりでも、改めて財団の社会的役割が認識できた。
担当者の話はケアマネジャーとしてとても参考になり、地域で今日の話を実践に役立てていきたい。
企業の社会貢献担当者なので、本社や工場のあるエリアで社員を含めて、お年寄りと孫たちの交流会等ができればと考えている。
具体的な活動の紹介も混在したら効果的だと思われる。
開催頻度を増やしてほしい。
 
 なお、当日の模様と寄せられたアンケートの詳細はホームページに掲載の予定です。どうぞご覧ください。(http://www.sawayakazaidan.or.jp)








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