さわやか活動報告ニュース&にゅーす
活動日記(抄)〈2001年12月1日〜12月31日〉
組織づくり支援グループ
全国各地で地域たすけあい研修会開催
日本自転車振興会補助事業
【12月1日】
広島県呉市ビューポートホテルで「地域たすけあい研修会inくれ」が開かれた。参加者は136名で盛会であった。これは呉市で初めて財団の事業を成功させたいという地元NPO法人芸南たすけあいのひとかたならぬ熱意が実ったものである。基調講演では山田美和子C VSアドバイザーが、汗をかかずには良い市民社会が出来上がらないと強調、また県及び市の担当部長より施行後1年半になる介護保険が順調に行われていることが報告された。
分科会は3つに分かれ、第1分科会では近隣助け合いと地域通貨の問題について、山田氏がワークショップ形式の会議で参加者全員に、問題についての総意を引き出された。第2分科会では流山ユー・アイ ネットの米山氏がご自身の組織の起ち上げについて参加者に豊富な経験を披露された。河内長野たすけあいの中田氏等が参加された第3分科会では、介護保険適用内外のサービスについて熱心な討議が交わされた。
(齋籐)
【12月8日】
青森県としては初めて弘前市で「地域たすけあい研修会in弘前」が総合学習館で開催された。参加者は63名。青森県にはさわやかインストラクターが不在であり、市職員の田中弘子氏に大変お世話になった。基調講演(1)は学習館職員であおもりNPOセンターの理事田中弘子氏が行った。田中氏はパワーポイントを使いながら、行政と市民の協働、アメリカにおけるボランティア活動の優れた面、行政がボランティアのために用意しているネットワーク等の説明があった。また基調講演(2)では市民互助団体全国協議会事務局長の田中尚輝氏が、市民団体はなぜ必要か?どうして育てるかと題して、自治体とNPO市民との新しい関係形成が今後不可欠である旨が力説された。
分科会は3つに分かれ、第1分科会はあおもりNPOセンターの有谷氏と仙台あかねグループの藤田氏が組織起ち上げからNPO法人認証まで、第2分科会では地元の斉藤氏と当財団の齋藤が地域通貨の問題、第3分科会では法の谷間での活動の施設長の成田氏とふれあい天童の加藤氏らがリードして熱心な討議が行われた。分科会をリードする発言者、助言者の調整が必ずしも十分とはいえず問題はあったが、参加者には得るところが多かった研修会であったといえる。
(齋籐)
【12月8日】
「地域たすけあい研修会」と「ボランティア国際年記念講演会」が東京・大田区Pioで開催された。参加者230名(内、研修会参加者92名)、午前は分科会に分かれ、「地域通貨」「NPOの新設・運営」「元気を支援・ミニデイ」「子育て支援」についてのプログラム。それぞれ事例を通してのアドバイスに、この機会に学んだプロセスを今後大いに役立てたいと活発に意見交換が行われた。午後は堀田理事長による「新しいふれあい社会の創造」についての講演会。ボランティアの必要性、個人の自立とふれあい社会について実例を含めての講演。参加者からのアンケートには「ボランティア活動に興味を持った」「地域の問題など日頃漠然と考えていたことの重要性に改めて気付いた」とあり、今後も積極的な情報公開やネットワークの必要性を感じた。ボランティア国際年にふさわしい熱のこもった研修会となった。
(佐藤康)
【12月9日】
「地域たすけあい研修会・いわき」が、いわき市観光物産センター「いわき・らら・ミュウ」で開催された。いわき市役所、いわき市社協、いわき市民生協の協力をいただき、いわき市及び福島県内、茨城県などから70余名の参加者があった。ボランティア活動にかかわっている方の参加が多く、団体設立の分科会では、設立、運営についての具体的な質疑が活発に交わされた。また、地域通貨の分科会では、地域通貨と近隣助け合いについて、ゲームキットを用いたワークショップを行い、終始笑いが溢れる和気あいあいの雰囲気で、研修会を終了した。
(悪原)
【12月15日】
長野県飯島町において「地域たすけあい研修会in飯島」を、地元の飯島町、飯島町社会福祉協議会の協力を得て開催。午前中の基調講演は、「身近なまちの福祉コミュニティーづくり」「住民参加による地域助け合いの現状と期待」と題して、それぞれ地域の人間関係の事例や、統計による県下の状況などを含めた、わかりやすい講演だった。
午後の分科会では、助け合い組織の設立、近隣助け合い、NPOの役割についての3分科会に分かれての学習。ボランティア、社協、行政など様々な立場からの出席もあり白熱した議論も交わされた。
(三輪)
【12月16日】
「地域たすけあい研修会in鯖江」を福井県鯖江市吉川公民館において開催。約100名が参加。午前は市議会議員及び市長による挨拶から始まり、伊勢まごころ所長の大西良太氏が「任意団体とNPO」、さわやか愛知理事長の川上里美氏が「介護保険と地域たすけあい」と題し講演を行った。午後はグループに分かれて地域通貨体験ゲーム「助けられ上手、助け上手体験ゲーム」を実施し、その後、東海ブロックのインストラクター及び候補者によるパネルディスカッションが行われた。参加された方は団体起ち上げのノウハウや、メンバーの集め方などを熱心に聞いており、これから起ち上がる団体がとても楽しみ。
(猪瀬)