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さわやか活動報告ニュース&にゅーす
活動日記(抄)〈2001年11月1日〜11月30日〉
「さわやかさん」活用PRに向けて ニュースレター刊行 月刊で配布
◆パワーポイントによる紹介準備中◆
コンピューターシステム開発グループ
【11月30日】
 全国の在宅福祉サービス団体の事務支援システム「さわやかさんIII」に関するニュースレターを発刊することになりました(創刊号2001.12.01)。
「さわやかさんIII」は、11月末現在、150団体にご利用いただいている。ニュースレターでは、皆さんの活用例やトラブル等について事例を交えながら、わかりやすく紹介していく予定です。
 (北崎)
 発刊:月1回
 費用:無料
 配布先:「さわやかさんIII」利用者、導入予定者、その他希望者
 煤体:当面は紙面、今後はメール・F AXなど
【11月30日】
 「さわやかさんIII」について、今般、広報の一環としてパワーポイント(映写機能のソフト)やインターネットを使って、広く紹介していくことにした。パワーポイントについては、システム全般を説明した標準版(スライド20枚)は完成し、帳票イメージをつかんでいただく概要版(同9枚)を作製中。また、インターネットについてはアップロードを現在準備中です。
(北崎)
地域たすけあい研修会を山口・山梨・北海道・福岡で開催全国信用金庫協会・地域通貨推進セミナーで講演
組織づくり支援グループ
【11月】
 11月の地域たすけあい研修会は、10日山口県徳山市・山梨県南部町、16日北海道札幌市、17日福岡県太宰府市の4か所で開催。今回は、南部町・徳山市の2か所の様子を以下ご報告。
11月10日山梨県南部町
 担当インストラクターは静岡県の稲場さん、鈴木さん、脊古さん。地元の実施団体として志明日会、CSネット、私たちの環境を考える会、生活改善グループお豆会の4団体が活躍した。参加者は33名。山間地での助け合い活動を実践しているインストラクター、榎本さんの事例発表に興味深さがうかがえた。分科会では講師役のインストラクターが団体新設にあたっての自身の体験を紹介し、参加者との白熱した意見交換の場面もあった。密度の濃い研修会であった。
11月10日山口県徳山市
 担当インストラクターは大阪府の芦原さん、和田さん、そして兵庫県の井上さん。参加者は50名。今回の研修会は徳山市の市民活動推進室との連携があり、運営にあたり多大な支援があった。午後には第1分科会「団体設立と運営」、第2分科会「地域通貨を使っての近隣助け合い」、第3分科会「地域福祉ネットワーク」の3つの分科会が持たれた。第2分科会では「さぁ、言おう」の昨年11月号の巻頭言(「時間通貨」をすすめよう!)を配布し、財団の「時間通貨」に対する考え方を紹介させていただいた。
(八谷)
【11月15日】
 社団法人全国信用金庫協会主催による地域通貨推進セミナーが全国の信用金庫の職員を対象に行われ、プログラムの一部に「今後の地域社会を支える地域通貨の展開」と題し講演を行う。90分という短い講演時間の中で財団の概要、地域通貨の仕組み及びビデオによる事例の説明を行い、「助けられ上手、助け上手体験ゲーム」を行った。地域と深いかかわりを持つ信用金庫は地域通貨に関心が高く、積極的に体験ゲームに参加していた。
(猪瀬)
【11月19〜21日】
 インストラクター候補者・実地研修を佐賀、福岡県で行った。参加者は12名。実施団体として「北九州あいの会」「たすけ愛 京築」「たすけあい佐賀」「中原たすけあいの会」「ふれあい福祉北九州」にご協カいただき、またインストラクターである「ふれ愛・中津の堀さんにもお話しいただいた。
 実地研修では、委託事業としての生きがいデイサービスや民家を拠点としての宅老所、また利用者の立場に立って助け合い活動と介護保険をうまく組んでプランを組立てているステーションを見学した。
 また移送サービスについての北九州市での状況などについてお話を伺うなど盛りだくさんのプログラムであった。こうした実地での研修を経て、新たなインストラクターの誕生となる。これからが楽しみである。
(八谷)
九州5県を訪問 住民参加・市民協働をどう進めるか
自治体プロジェクト
【11月5〜8日】
 北九州介護相談員研修会を挟んで、宮崎・大分・福岡・熊本・佐賀の自治体を訪問した。地域ケアシステム構成には「介護保険50%・自治体の知恵25%・佳民参加25%」が必要との考え方で、福祉・県民市民活動の部署と面談した。
 県は、21世紀戦略で、未来産業・地域連携福祉・ゆとり子育て等が課題だが、横断的ネットワークの中心的コーディネーターが特に求められる。
 大分ボランティア大学は3年目となり、さわやか九州インストラクターが実践編で大活耀している、新しい立ち上げもある。また、熊本県の潮谷義子知事は、民間福祉のご出身で現場を知っておられる。ふれあい社会で提案していきたい。
 北九州市の福祉3層構造が浸透しつつあるが、福祉NPOとの協働が加われば、住民参加に新色が出るのではないか。福岡古賀市で、市長と市民ボランティア、そして小学校との協働が花咲きはじめた。企業OBのリーダーと環境ボランティアグループが、学校の用務員宿舎を活用した高齢者生きがいデイサービスを受託。構内の小学牛がしばしば交流に訪れ、心の教育が地域の人々との交流の中で生まれている。
(和久井)
2月28日 長野シンポに向けて準備会
 地域協同推進プロジェクト
【11月8日】
 長野県ボランティア活動振興センター。友田所長のご配慮で会議室をお借りし、地域協同推進シンポジウム(長野)の第1回準備会。メンバーが社協、生協、JA、NPOと多彩なだけにアイデアも豊富で、早速、日程(2月28日)、会場(長野市若里市民文化ホール)が決定。内容についてはこれから準備会で煮詰めていくが、12月の千葉版に続き県の内外へ地域協同をアピールするシンポジウムとして、長野らしい企画が期待できそうである。
(丹、松本)
【11月15日】
 神奈川県民活動サポートセンターで、「かながわボランタリー活動推進基金21」幹事会。今回は奨励賞の選考。これで、協働事業負担金、補助金と合わせ、「基金21」として初めての公募案件について、幹事会としての選考は全て完了。7名の幹事が知恵を出し合って良い結論を出し、審査会へ上げたつもりだが、終わってみると時間の制約もあって意を尽くせなかった点も多い。今回の初体験を次回の選考に活かしたい。
(丹)
越谷ファミリーニュータウンを訪問 勤労者マルチ事業
サッカーさわやか広場を富山市で開催
地元マスコミも大きく報道
社会参加システム推進グループ
【11月3日】
 ニュータウンでは今、住民の高齢化に伴い、コミュニティーの再生が喫緊の課題として持ち上がっている。財団が推し進める時間通貨(地域通貨)はその切り札に成り得る手法であり、当グループも勤労者マルチライフ事業の一環として関係先に働きかけている。
 今般、オムロン株式会社広報・渉外部長の内田幸雄さんのご協力で同氏がお住まいの越谷ファミリーニュータウン(4棟・670世帯)を見学させていただいた。福祉協力会という組織をつくり、高齢者の簡単なお世話を有償ボランティアでされていることについてお伺いするのが主目的であった。
 お邪魔した日はちょうど団地自治会主催の文化祭、多くの関係者から参考になる話をお聞きした。自治会役員の多くが50歳代のサラリーマン、自分たちの子どもの世代にはこの団地がふるさとになるとのことで夏祭りを始めたのがきっかけで今では住民の3分の1が参加するイベントにまで発展したとか。子どもから高齢者まで多くの世代が一緒に楽しんでおられるのが印象的。福祉協力会の活動も高齢化を見据え、徐々に参加者を増やしていきたいとのこと。地域通貨をそのための梃子に使っていただくことをお願いした。
(蒲田)
【11月17日】
 2001年最後のサッカーさわやか広場を富山市「三寿苑」において開催した。今回で通算59回目となる。当地は今年JFL(日本フットボールリーグ16チーム)6位の強豪Y KKサッカー部の本拠地であり、選手5名の応援を得た。初めての開催ということもあり、NHKをはじめ民放2社、新聞社3社の取材があり、大きく報道された。また、当日藤ノ木スポーツ少年団サッカー部の保護者(20名)やNPO法人福祉サポートセンター「さわやか富山」(代表森沢恵美子氏)の協力を得たお陰で、笑顔笑顔の広場であった。
(吉田旭)
【11月18日】
 水戸市で「地域におけるNPOの可能性」のフォーラムが開催された。NPOが第3セクターとなるには、もっと勤労者やOBを受け入れて、自らのスキル(技能)を持って社会のニーズに対応することが望まれるという。勤労者マルチ事業では、現在、NPO側に対する勤労者ボランティアの受け入れ調査が実施されつつあるが、NP O側でももっと勤労者を受け入れ活用すること、欲しい人材をプロジェクトマネジャーに連絡して広く求めるなどが肝要ではなかろうか。
(吉田洋)
「介護保険推進全国サミットin加賀」に参加
渉外代表
【11月15・16日】
 石川県加賀市で「介護保険推進全国サミットin加賀」が開催され、自治体の市町村長・職員及び市民、市民団体等が800名参加した。主テーマは「地域ケアの構築」、分科会は、自治体政策・地域ケア体制の整備状況、痴呆問題の社会化、ケアマネジメントの実践理論、高齢社会の住環境整備のあり方である。介護保険は比較的順調に推移しているが、今後は高齢者の自立支援が出来ているか、住民参加が進んでいるかの視点が重要になる。
(和久井)
助け合い活動(非収益事業)課税について当局への意見書をまとめる
ふれあい社会づくりグループ
【11月1・2日】
 介護相談員養成事業・東京会場第3回前期研修の最終日。午後、ロールプレイの途中から和久井氏に任せて、市民互助団体全国協議会(市民協)の研修会に参加した。担当は、介護保険の枠外サービスとNPO活動について。翌日は朝から「NPO介護保険推進機構」で、介護保険制度のあり方について意見交換会や成年後見制度の学習会、役員会と終日続く。
(奈良)
【11月5日】
 朝9時から、市民の手による助け合い活動(非収益事業)への課税問題の件で、赤塚和俊公認会計士・税理士、市民協田中尚輝氏、堀田理事長と「助け合い事業は、税法上の収益事業33業種に該当しない」という見解を打ち出すための会議を開催。
 そもそものきっかけは、全国各地で、NP Oへの納税問題が税務署や税務官の見解によりバラバラであること。また、流山ユー・アイネットには一度更正申告をしたあと、何度か税務署からヒアリングがあり、「更正の請求に対する検討結果」が税務署から出されており、それに対する意見があれば提出するように、という経緯を受けたもの。現行の法律に照らして、市民活動の芽をつぶさせることがあってはならない、ということで、この会議となった。
 その結果、まずは、松戸税務署に対しての意見書を、というわけで、意見書は12日に流山ユー・アイ ネット代表の米山孝平氏の名で提出されたが、その文案は堀田理事長の手によるもの。
(奈良)
【11月30日】
 介護相談員養成研修も大詰め。6〜9日は北九州会場前期、12〜15日東京会場第4回目前期(福祉自治体ユニット担当)、13日神戸会場第2回後期、20〜23日東京会場第5回前期(ユニット担当)、27〜30日仙台会場前期と並行して、27・28日は現任研修第3回目(ユニット担当)と目白押。
(奈良)
共生型すまい全国ネットフォーラム大盛況 東京
現場座談会を開催 案内書に掲載へ
グループホーム推進グループ
【11月2日】
 グルーフホーム推進委員会を開催。グループホーム案内書改訂の一環として企画された座談会「私はこんな老後を過ごしたい」を当財団コンピュータルームにて収録した。出席メンバーは次の通り。
 長島一道、夏目幸子、平野方紹、前田宣久の諸氏(いずれも推進委員)と、財団から、神谷・鈴木両リーダーと金子・山村(録音担当)が参加。司会は、秋山博之氏。
 その他の議題としては、共住全国ネットフォーラム(11月19日)に関する情報交換や、案内書改訂に関する打ち合わせが行われた。
(山村)
【11月4日】
 岐阜県白鳥町に、日帰り温泉の施設の隣に、地域コミュニティーの場所の一つとして、グループホームをつくりたいとのことで、訪問する。美人の湯という施設は盛業中で、名産の桧をふんだんに使った木の香りのする建物は、周囲の山景色と溶け込み、このようなグループホームも新しい試みの一つとなるのではないだろうか。
(鈴木)
【11月5日】
 富山県に、グループホーム(主に痴呆型)の建設を展開している「オフィスオオイ」の社長を訪ねる。城端(ジョウハナ)、富山など、各地に地主さんを運営者としてグループホームを立ち上げ、たとえば住宅団地の中の一戸建て、また、紳士服店とファッション店の駐車場の跡など、発想の新しい点に注目したい。
 また、運営者の志を高め、これからもどんどん無理をしますとの発言を引き出すとか、また食事を1か所で作って、レトルトとして配達するという考え方にも注日していきたい。
(鈴木)
【11月19日】
 共生型すまい全同ネットフォーラムが、新宿文化センターで開催された。参加者は予想を上回る200余名に達し、活発な討議が行われた。
 午前中は厚生労働省、国土交通省の担当から、PFI活用での民活によるケアハウス建設・運営と、高齢者の終身建物賃貸借制度などの説明があり、さらに堀田理事長・COCO湘南の西條さんから講演があった。入居・運営に当たって、楽しみ・喜びの視点を忘れないでとの堀田さん、立ち上げまでの経験をとつとつと語る西條さんに、会場は共感に満たされた。
 午後は、共生型すまい全国ネットの各部会よりの報告を基にして、参加者と真剣な討議が行われた。
(神谷)
【11月28日】
 (株)サンフォーレが立ち上げた鵠沼の「リーラの家」を、オープン日に訪問。
 堀井社長の、地域に密着し、雇用を生み出し、いろいろな意味で地域に頁献したいという考えに感銘を受ける。理想を現実にし、また、業者とも上手に付き合って立ち上げる方法が今後も普及していくことと思うので、関心をもって見守って行きたい。
(鈴木)
大阪の企業各社を訪問
財務グループ
【11月13日】
 大阪の企業訪問。住友生命、大阪ガス、塩野義製薬、大日本製薬、武田薬品など、いずれも当財団の事業に理解が深く、厳しい経済環境にもかかわらず法人会員として財団を支えてくださっている。大阪ガスはじめ、各社とも社会、頁献には積極的。関西には、ほかにも多くの有力な法人会員企業がある。「勤労者マルチライフプラン」など企業人の社会参加に関係する当財団事業の展開にも楽しみな存在である。
(貝・丹)
2月25日 交流総会にお越しください
10周年記念プログラムも用意
広報・企画グループ
【11月7日】
 月1回皆で様々に課題を語り合う戦略日だが、その合間を縫って、昼食時に「創立10周年記念」の懇親会をスタッフ一同で行った。企業であれば大がかりなパーティーや厚い社史などを発行するところだろうが、そこは市民団体としての当財団らしく、また年末に向けて各自多忙なことから、昼食時に簡単に行うことになったもの(当然のことながらすべて各自自腹です)。
 当日は堀田理事長をはじめちょうど本誌の発送ボランティアとしてお手伝いしてくださっていた皆さん、そして所用や事業の関係で出席できないスタッフを除き、55名と大人数。1時間強と短い時間ながら、この会を10年の区切りとしてまた新たな気持ちで事業に邁進しようと皆で乾杯した。
 なお、10周年記念については、時節柄対外的にも大規模では行わないが、2月25日に開催する2001年度の「交流総会」に10周年記念の意を含め、例年と変わったプログラムも企画している。ぜひ皆様、平日のお忙しい折ではありますが、ご参加をお待ちしています。
(清水)
【11月29日】
 本号に掲載のためのさわやか対談を、にのさかクリニックの二ノ坂保喜さんをゲストに迎えて芝パークホテルで収録した。収録時間1時間を含めて東京滞在数時間というとんぼ帰りでお忙しい中お越しいただいたが、レット・ミー・ディサイドという新しい医療の取り組みを興味深くお話しいただいた。対談ぺージをどうぞご覧ください。
(清水)
事務局だより
 ●入籍9月、披露宴10月、新婚旅行12月という研修生の(い)氏に、新婚旅行先の豪州までついて行きたいナなんて野暮をいいつつ締め切りを無視して逃げ出したのは(か)女史。何はともあれオメデトウ!
 ●ジャニーズ事務所のオーディションで落ちたという研修生OBの(し)氏。かつて子供服のモデルで、バラエティー番組「欽どこ」にやはり落ちた元演劇志望青年の(か)氏。(は)(し)女史や(た)(お)氏はノドで騰負。コスプレ好きも数人いて宴会では猛者揃い!(な)








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