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みんなの広場
11回号尾崎氏エッセイを読んで
 中村 利子さん 68歳 三重県
 「9月11日ニューヨークで見たこと知ったこと」、この記事を読み数年前の出来事を思い出しました。灘高から東大医学部に進学し東大病院の医師として勤務している人の母親の葬式のため、父親だけの生活を民生委員としてお世話した時の事。その父親は母親死亡時には痴呆になっていました。
「自分は仕事が大事なので面倒を見ることができない。市(民生委員)にお世話になりたい」と痴呆になっていることを隠しながら連絡を受けました。
 医師でありながら、父親の痴呆の見立てもせず、また親子であるという認識も薄く、他人に丸投げのその精神には東大出と医師の立場であることからどうしても許せないものがありました。その後父親は痴呆がひどくなり死亡しましたが、葬式の日までお見舞いにも来ないのです。このタイトルの記事を読ませていただき、この医師だけではないのだと思いました。嘆かわしいです。
 
 学歴や職業は人間性とは関係ありません。
義姉と楽しい伺居
 丹羽 敬子さん 千葉県
 夫の姉(79歳)と3人で暮らすことにして家を建てました67歳(私)、73歳(夫)、79歳の3人暮らしです。夫婦2人きりの時よりも楽しくなりました。姉は庭に花を植え、夫は野菜を作り、私は猫と遊び、毎日一緒に暮らしています。食事作りは主として私。3人で食べるのは楽しい。
 
 いい考えですね。
私だけじゃないのかな…
 川野 美智子さん 57歳 兵庫県
 定年後の理想と現実、清水博子さんの文を読んでほっとしました。私だけじゃないと。ついこの間まで長男の嫁は姑の介護をするのは当たり前といわれた時代。長男の嫁は苦しんだ。それと同じように夫の在宅ストレスに悩んでいる姿が長男の嫁に似ているように思います。それが高度成長時代に生きた女性の宿命なのか、私たちの次の世代は笑って済ませる事だろう。専業主婦の場合はまだ地域に根を下ろし、ボランティアでも習い事なりする事がある。しかし共働き主婦の場合はもっと悲惨だ。男性の定年退職と同じ、地域につながりはない、本当に一からの出発。何か見つけ出さないとぼけるだけ。
 そんな折、堀田理事長の生きがい大国を読み、大いに感銘を受けました。「さぁ、言おう」毎月楽しみに読んでおります。研修会、どんどん出ていこうと思います。毎月の表紙、素敵ですね。ほっとします。
 
 視野を広げるとストレスに柔軟に対応できます。
定年後の人生
 KHさん
 定年後の人生について、男性の立場、女性の立場で意見を興昧深く読んだ。私は定年後一定の期間、第二の職場で働き、そこを10年ばかりで辞め本当に家庭に帰り、また地域のためボランティアとして働いた。妻と共に生活をし、妻の心の相談相手になれなかったことが一番心に罪悪として残る。痴呆の妻を抱えている男性より。
 
 今、奥さんはきっと幸せでしょう。








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