さわやか活動報告ニュース&にゅーす
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グループホーム案内書
「「ふれあい型」グループホーム推進に向けて」をご希望の方に
昨今関心を集めているグループホーム。さわやか福祉財団では、様々な方々と連携しながら元気なうちから共に暮らすふれあい型グループホームの普及促進に努めていますが、前年に作成した「「ふれあい型」グループホーム推進に向けて」の改訂版を、現在ご希望の方にお分けしています。
内容は、ふれあい型グループホームのQ&Aをはじめ、グループホーム開設・運営などについて、開設準備会の発足から建築(改築)計画の考え方などを具体的に盛り込んだものです。詳しくは担当までお問い合わせください。
(グループホーム推進グループ鈴木)
活動日記(抄)〈2001年5月1日〜5月31日〉
地域たすけあい研修会
第1回は沖縄で
今後の展開に期待
東海・北陸ブロック研修会開催
組織づくり支援グループ
【5月13日】
今年度、第1回地域たすけあい研修会を那覇市で開催。25名が参加。講師に木原孝久氏を招き、グループ討議を行った。参加者の多くはすでに自分で団体を設立し、活動をされている。抱えている課題が共通していることや、今後の団体間ネットワークができることを期待する声が聞かれた。
(鳥海)
【5月18日】
東海・北陸ブロックのインストラクター17名、さわやか福祉財団から松本・門脇・世古口の3名が、ブロック研修会に参加。神戸の生きがいしごとサポートセンター(ワラビー)では、各種NPOの社会的役割を重視し、その起業力に期待する「コミュニティビジネス」とともに、求職者においても自らの潜在力を開発し積極的にこの社会的事業に参加する意識を持ち、かつ、求人側においても地域でも社会貢献できる環境を整備することを目指している。両者のこの願いを実現するこのセンターの役割について学習した。
その後、ふれあい工房の他、神戸市内のNPOを見学。阪神・淡路大震災後の住民意識や住居環境の変化、JR神戸を中心に東西南北の住民気質の違いなど、地域に根ざした活動を展開している団体らしい情報をレクチャーしていただいた。天候にも恵まれ、コミュニティ・サポートセンター神戸スタッフの、綿密で親身な研修計画には、感謝感激!ありがとうございました。
(松本)
【5月19日】
兵庫県神戸市「ペアーレ神戸」にて、東海・北陸ブロックのインストラクター会議を開催。今年度の各地域での地域たすけあい研修会の情報交換や前日の見学研修について意見を交わした。このような企画を提案した大西良太さん、調整担当の前岡陽子さんの努力と熱意に敬意を表します。
(松本)
【5月30日】
熊本市において、九州・沖縄ブロックのインストラクター会議を開催。インストラクター候補も含め13名が参加。地域たすけあい研修会の実施について、また、情報交換の中では、各団体の新規の活動報告や情報提供、税金の問題等、活発な意見交換がされた。各団体とも、それぞれの地域性に合った活動を展開している様子がうかがえた。
(鳥海)
勤労者マルチライフ
自治体も取り組み
「お父さんお帰りなさいパーティー」
二輪の代わりに草刈り機
若者が選んだ社会貢献活動
社会参加システム推進グループ
【5月11日】
神奈川県教育委員会による「障害児の地域参加を支えるしくみつくり」研究委員会第1回が開催された。さわやか福祉財団からは有馬、悪原が委員として参加。来年度から実施される学校完全5日制に向け、障害児の余暇活動を地域で支援する仕組みづくりについて、昨年モデル校となったみどり養護学校、武山養護学校が取り組みの報告を行った。今年度、両校は実践校として、さらに活動を展開し、新たに相模原、湘南養護学校の2校がモデル校に指定された。地域の中で関係機関が連携をして、来年度から全県で実施できる仕組みについて検討していく。
(悪原)
【5月20日】
「蒲田さん、鳥羽に来てください。元暴走族がボランティアをしているので―」鳥羽JCの橋爪氏より突然の電話。「これはおもしろそう」と、伊勢路へと飛んだ。自然環境保護団体「プロテクトネイチャー」と大仰な名前を掲げているが、メンバーの多くは茶髪・ピアスの若者(15歳〜22歳までの若者で職業は自営業、フリーター、上木作業員等々。学生には商船学校の寄宿生徒も含まれており約150名)。地元のお寺の裏山の草刈りや神社の前庭の階段づくりに汗を流している姿は何ともすがすがしい。「二輪車の代わりに草刈り機となたを与えただけですよ」と橋爪氏は笑い飛ばしているが、彼らの顔は真剣そのもの。聞けば、お年寄り宅を回り、粗大ゴミも回収しているとか。三重県青年団の会長をされていた市会議員の尾崎氏が親分格で橋爪氏同様、先頭に立ってボランティアを実践されている。リーダーの伊藤くんは21歳の好青年、家業とボランティアを両立させている(ちなみに彼も昔は地元の悪ガキの一人であったとか)だけあって、そのテキパキとした統率力はお見事。活動時間は日曜の午前中というのがユニーク(どうせ、昼まで寝ているのだから、早起きして何か良いことをやろうというのがきっかけで始め、現在まで続いている)。当日、取材に来ていた新聞記者も「世の中、変わってきたね」と驚いたり感動したり――。「がんばれ、プロテクトネイチャーの若者たち」
(蒲田)
【5月26日】
ボランティアセンター武蔵野(東京)主催の「お父さんお帰りなさいパーティー」に参加した。これは定年退職者または予備軍に、武蔵野市や周辺地区で活躍するNPOを紹介し、会社生活から地域中心の生活に向けて、ボランティア活動に参加を勧誘する催しで、昨年に続き2回目となる。一般参加者50名に土屋武蔵野市長の挨拶、木原孝久氏の講演の後、30団体が活動状況の説明をし交流した。昨年の催しの後、活動に加わった人がかなりあったとのこと。勤労者マルチライフ支援事業の本格化にあたり、このような催しは大いに参考になると思う。
(吉田洋)
【5月28日】
奈良市教育委員会に、奈良市の地域推進委員の山出哲史さんと一緒にふれあいボランティア教育研修会の企画を提案する。山出さんが事前に、教育長、教育部長に会って財団の説明をし、この日を設定してくれていたために、大変スムーズに研修会への協力を得ることができた。後日、実施日を8月1日とする旨、決定の連絡を山出さんよりいただいた。また、奈良県教育委員会にも山出さんから知り合いを紹介していただき、今後の協力をお願いすることができた。山出さんの度重なる協力に大変感謝するとともに、今後も各地の地域推進委員の方々と連携して事業を進めていきたいと思う。
(有馬)
【5月度】
5月度の「サッカーさわやか広場」は、大阪・茨木市沢池デイサービスセンターと広島・呉市栃ノ木荘の2会場で開催した。それぞれガンバ大阪とサンフレッチェ広島のご支援を得ての開催。呉市は初めての開催だったが、天候にも恵まれ、また地元NPO法人芸南たすけあいの参加や、施設に隣接する昭和幼稚園児の参加で大変盛り上がり、安芸FCの少年たちや保護者の皆様共々和やかな一日を過ごしました。
(吉田旭)
21世紀の住民参加は・・・
自治体プロジェクト
【5月16日】
東京の三鷹市まちづくり公社訪問。三鷹市は、80年代から住民協議会の運営する8コミュニティーがある。90年代には市民参加のまちづくりが進んだ先駆的都市であった。同市では2000年に「21世紀のまちづくり」委員会の委員を公募し、約400名が参加している。企業人、OB、自営者などの顔ぶれが多く、8分科会で、政策提言と実践の責任を持って進めている。市の若手職員の政策提言に優れたものがある。NPO「シニアSOHO普及サロン・三鷹」のインターネット普及を通じた、シニア活動の場づくりが素晴らしい。
(和久井)
【5月17日】
PHP研究所より、北九州市シティーセールス戦略研究事業につき、意見を求められた。末吉興一市長の行政は経営の考えで、炭坑・製鉄を資産としたレトロ門司港の文化や、環境公害研究を産業とし環黄海経済圏を構築しつつある。北九州福祉3層構造では、庁内横断的プロジェクトで、自治会参加の公民館プラス市民福祉センター(2枚看板)等が軌道に乗りつつある。
(和久井)
【5月18日】
東京都文京区「高齢者の社会参加」委員会。参加者は老人クラブ、民生委員、社協、企業OB等の公募委員。東京都の元気高齢者倍増作戦がもとで企業OBの地域社会参加の仕掛けづくりが目的。住民参加も、自治会等の地縁型が主力である。ボランティア団体・NPOの市政参画・参加による21世紀の住民参加はこれからだ。
(和久井)
地域協同シンポのその後 富山
「これ長」で
地域通貨・体験ゲーム
地域協同推進プロジェクト
【5月21日】 富山市役所、富山県庁、JA富山県中央会ほかを訪問。目的は、2月に開催された富山版「地域協同」推進シンポジウムで盛り上がった当地の地域協同の動きがさらに定着・発展するよう、関係者のご理解を深めていただくこと。幸い、市の石田淳助役、永森秀樹市民生活部長、県の前田県民ボランティア係長はじめ、自治体の方々は皆さん大変前向きに受け止めてくださった。市内から一望できる残雪の立山連峰が、富山での横のつながりのシンボルに見える。この訪問が、地域協同に努力を重ねるJA富山の藤畑満次長、さわやか富山の森沢恵美子インストラクターなど民間諸団体・関係者への追い風になるようさらに努めていきたい。
(丹)
【5月28日】
長野市の「これ長」、横浜市の「これ横」に出席。「これからの福祉を考える会(地名)」の略称。いずれも自治体、NPO、社協、農協、生協、企業、個人など多様なメンバーだが、共通点がある。それは、共に地域支え合いに関心を持つ同じ地域の構成員であること。2か月に1回顔を合わせ、情報交換をしたり勉強をしたりしているうちに組織を超えて仲間意識が深まる。今回長野では「地域通貨」の体験ゲームを試み、横浜では介護サービスの自己評価について勉強した。各地でのこのような横の連携が、やがては介護保険枠外サービスの頼もしいサービスユニットに育っていくだろう。
(丹)
【5月31日】
長浜市。ここは、いったん衰退した中心市街地を「黒壁」という第3セクターで活性化し、古い町並みを生かしたまちづくりに成功した例として有名。川島宜也市長ほか、市の福祉担当、市社会福祉協議会、「JAレーク伊吹」など様々な方にお会いでき、地方の6万都市のあり方の勉強になった。ただ、地域福祉や高齢化への本格的取り組みはこれから。「観光客で賑わっても、地元の客が来てくれない」悩みは長野市の善光寺門前町と同じ。地元住民が本当に安心して暮らせるまちづくりへ、「さわやか」の理念と地域協同の仕組みを生かしていただくようお願いした。
(丹)
各回盛況 「介護相談員養成研修事業」
ますます高まる
NPOへの期待と
NPO税制とのギャップ
ふれあい社会づくりグループ
【5月2日】
介護相談員養成研修事業の2001年度は、参加希望から推計すると、新人研修17回(前期研修・後期研修の5日間を1回とする)、前年度に研修を受けた人々に対する現任研修3回(1泊2日)程度となる見込み。この他に、白治体研修1回、年度末に「介護相談・地域づくり連絡会」総会を1回という内容で、これでは殺される!とカレンダーをにらみつつ日程案を作成。同時に予算の積算も。ただし、今年度の研修は市町村が運営するのを財団がお手伝いする形になっている。そのため、運営マニュアルも併せて作成中。
(高田・鈴木)
【5月15日】
NPO支援税制有識者会議第6回目を財団会議室で開催。ご存知のように、NPO支援税制の大枠はできたものの、実態にそぐわないものになっているため、その対応と、今後の動き方について討議。
(奈良)
【5月18日】
NPO法人にファミリー・サポート・センター事業を委託する意向で進めている市町村に対して、実績が3年に満たないNPO法人には委託できないという見解があるとのことで、坂口力厚生労働大臣宛に要望書を提出(関連→本号ニュース&にゅーす付録版参照)。
(奈良)
【5月23日】
NPO法改正と支援税制について、自民党政策委員会が市民団体やNPOから意見を聞きたいとのことで、市民互助団体全国協議会(市民協)理事会を途中で抜け出して自民党へ。ヒアリングに参加したのは、シーズ(市民活動を支える制度をつくる会)、市民協や日本NPOセンターなど14団体。出席者は熊代昭彦議員ほか約30名。会場には内閣府や財務省担当者も同席していたため、支援税制については、財務省令や事務通達等に少しは要望が反映される可能性も…。
(奈良)
【5月24日】
厚生労働省労働基準局勤労者生活部企画課木原亜紀生課長補佐からの要請で課長補佐クラスの方が自主的に行っているという学習会に呼ばれて参加。内容は、財団が行っているボランティア団体・NPO設立支援の内容、NPO等の要望、NPOやNPOの起業に向けた支援に関する厚生労働省へのアドバイス等について。「ぜひ、省内にNPO担当窓口を」「現場に足を運んで市民活動の実態を知っていただきたい」といったお願いもしてきました。
(奈良)
「共生型住まい全国ネット」
設立総会開催
グループホーム推進グループ
【5月10日】
札幌市で「タウン白楊」(北海道の大学生下宿の寮を改造したグループホーム)などを経営している「そしある企画」の総会に出席。創立以来の流れについて、また今後は介護保険の自己負担分をゼロにするための基金を設立していきたい等の話があった。終了後の交流会では、入居の方々の手品や民謡などで盛り上がった。
(鈴木)
【5月16日】
本誌7月号の活動報告でご紹介したが、「共生型すまい全国ネット」設立総会が開催された。全国ネットは1年がかりで準備をして立ち上げたもの。これからの動きにどうぞご注目を。
(鈴木)
【5月26・27日】
全国痴呆性高齢者グループホーム協会の「フォーラムイン金沢」に出席。回を重ねるごとに協会の力がついてきたことが、基調講演などでよくわかった。厚生労働省の山崎史郎課長の「グループホームのファン」という言葉がすべてを表していると思った。
(鈴木)
【5月31日】
神奈川県藤沢市のNPO法人COCO湘南の総会に出席。大きな問題を和やかな話し合いの中で決めていくところはさすがだ。
(鈴木)
第20回理事会・評議員会開催
財団運営グループ
【5月14日】
平成12年度の事業報告・収支決算を承認するため、第20回理事会・評議員会を法曹会館で開催した。当日は、2005年戦略プロジェクトをはじめ、組織づくり支援事業、コンピュータシステム開発事業、社会参加システム推進事業、ふれあい社会づくり事業、グループホーム推進事業、広報・企画事業の実施内容及び成果について、各グループリーダーから報告書、案内書等具体的な事例に基づいて説明するとともに、事前に当財団監事の監査を受けた収支計算書、正味財産増減計算書、貸借対照表、財産目録等について、理事長から報告した。これに対して、各理事、評議員から積極的な質問・意見がなされ、詳細に検討の結果、原案どおり承認された。
(森)
法人会員
福祉団体からも
温かいご支援を次々と
財務グループ
【5月31日】
このところこの1年間にNPO法人、あるいは有限会社等の法人格を取得して活躍している介護支援団体が次々に「さわやか」の法人会員として入会してくださっている(NPO法人流山ユー・アイネット、NPO法人尾張地域福祉を考える会まごころ、有限会社グッドケア、有限会社ナースケアーなど)。
本来「さわやか」はこれらの団体のお世話をする立場であるのに今後はイコール・パートナーとして助け助けられる関係になることは大変頼もしいことであるし、何よりもこれらの団体がNPO法ができ、介護保険のスタート1年余にして物心共にゆとりある体制になっておられるのがうれしいことである。
(大竹)
事務所だより
●「君、キミ」と1時間ばかり連呼するので、「名前で呼んで」と抗議したら、「名前なんだっけ」とのたまったという某氏。「若年アルツ!」とは雀達。●保健婦さんがいるのだから、健康チェックを兼ねて血圧を測ろうよ、と雀達。すかさず(お)女史は「コスプレでやりた〜い」だと。●締切無視で有名な(な)のために、下原稿を用意する(く)女史。そのお蔭で締切前に入稿という前代未聞の出来事が!ウム、これはまずすぎる。(な)