2001年度はアメリカでのテロ、そしてブッシュ大統領の「戦争だ」発言、それに続くアフガニスタンヘの報復攻撃、さらにテロ許さじと様々な国が関わり、日本も自衛隊が側面から参加し、敗戦後56年にして再び戦争への不安を感じた年となりました。

　第二次世界大戦の犠牲者である戦災孤児や国籍の異なる親を持つ子どもの援助を活動のスタートとしたISSJは、たとえ戦場であっても決して人の命を奪ってはならないと考えております。命は一人の人に一つしか与えられておりません。何人もその命を奪うことは出来ないのです。何故なら、失われた命は二度と取り返すことが出来ないからです。

　2001年度も「命を守る」ことを最優先にして、私たちは一生懸命に「国境を越えて愛の手を」差し伸べて参りました。そうした私たちの活動をご理解いただき黙々とボランティアとして、また会員として支えてくださいました多くの人々から、私たちは愛をいただくことが出来、その結果をここにご報告申し上げることが出来ました。深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。

　ISSJは皆様からの寄付金や、補助金、助成金で活動をしておりますが、日本経済の低迷の影響もあって、活動資金が減少しており、経済的にも厳しくなっております。これからも一つでも多くの命が幸せになるよう役職員一同力を合わせて研鑚をつんで参りますので、引き続き皆様の更なるご支援、ご指導をよろしくお願い申し上げます。