編集後記
この報告書は、実行委員会だけではなく、記録を担当して下さった石川県立ろう学校の先生、金沢市のきこえの教室(通級難聴学級)の先生、小松市福祉課の職員の方々、校正に協力いただいた金沢市立兼六中学校の国語の先生方等、多くの方々の協力で仕上げることができました。感謝いたします。
近年、手話に対する評価が見直され、教育に積極的に取り入れられるという、長年の聴覚障害者の夢が実現しつつあります。この石川でも、聴覚障害者協会とろう学校の連携が深まってきています。この時期にこのような教育に関する大きな大会が石川で開かれたことにより、この流れがさらに確実なものとなりました。
石川県聴覚障害者協会、全国手話通訳問題研究会石川支部、石川県手話サークル連絡協議会、石川県要約筆記サークル連絡会等も、ろう学校をはじめ教育関係の様々な方と関わり、共に教育について考えることができました。
この報告集の記録を何度となく読み返み返し校正しながら、全国の多くのろう学校で真摯な実践が積み重ねられていることに感激し、時代の流れとさらなる改革の可能性に夢をふくらませています。このような機会を与えて下さった、連絡協議会に心から感謝し、今後の会のさらなる発展をお祈り申し上げます。
(第13回ろう教育を考える全国討論集会実行委員会編集部 西 澄江)