7. 製品実現
7. 製品実現
7.1 製品実現の計画
組織は、製品実現のために必要なプロセスを計画して、構築すること。製品実現の計画は、品質マネジメントシステムのその他のプロセスの要求事項と整合性がとれていること(4.1参照)。
製品実現の計画に当たっては、組織は次の事項について該当するものを明確にすること。
a)製品に対する品質目標及び要求事項
b)製品に特有な、プロセス及び文書の確立の必要性、並びに資源の提供の必要性
c)その製品のための検証、妥当性確認、監視、検査及び試験活動、並びに製品合否判定基準
d)製品実現のプロセス及びその結果としての製品が要求事項を満たしていることを実証するために必要な記録(4.2.4参照)
この計画のアウトプットは、組織の計画の実行に遺した様式であること。
参考 |
1.特定の製品、プロジェクト又は契約に適用ざれる品質マネジメントシステムのプロセス(製品実現のプロセスを含む。)及び資源を規定する文書を品質計画書と呼ぶことがある。 |
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2.組織は、製品実現のプロセスの構築に当たって7.3に規定する要求事項を適用してもよい。 |
アンケート結果
◇QC工程表・工程計画表と、その管理運営
運用している51.9% 制度が無い48.1% 回答数372事業所 (回答率72.7%)
過半数の企業で運用されていることが判明したが、これは元請からの影響も大きいと推察される。これら計画表は業務体系を明確にし、標準化活動では中心的な内容であるため、一層多くの企業での導入が望まれる。