事例29 吊り荷と固縛ロープに指を挟まれ
発生状況 職種 仮灯職 年齢 62才 経験年数 4年 勤続年数 4年
本人は、同僚とともに本船と渠壁間に設置されていた電源ケーブル等の撤去作業をしていた。ケーブルをクレーンで吊って巻き上げを開始したが、固縛ロープがゆるみかけた状況を見て固縛ロープをほどく作業にかかったところ、急にロープが張り合わされロープとケーブルとの間に指を挟まれ受傷した。
原因 |
対策 |
1.作業指揮者から、作業開始の指示をしなかった。 |
1.作業指揮者は、他の作業者の行動を絶えず注意し的確な指示を与える。 |
2.クレーンが止まったのを確認せずに手を出した。 |
2.玉掛け者は、吊り荷を最後まで見る。 |
3.玉掛け者がいないのに、作業を始めた。 |
3.作業基準を教育し守り、守らせる。 |
4.作業経験が少なかった。 |
4.災害事例による教育を実施する。 |