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事例15 仮止め溶接したウェブが倒れ下敷き
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発生状況 職種 溶接工 年齢 48才 経験年数 20年
 本人は、共同作業者とコンテナ船のセルガイド小組み立て作業を行うため、床上操作式クレーンを操作して最初にフェイスを定盤上に置き、次いでウェブ(10m×1.07m×16.74 m 重量1.67t)を吊り、所定の位置に決め、本人と共同作業者がウェブを固定するため仮止め溶接を行い、終了したので共同作業者に吊りクランプを外すよう合図し、クランプを外しクレーンを移動させた。引き続き固め溶接を行っていたところ、突然ウェブが本人の位置していた方向に倒れ受傷した。
 
原因 対策
1.クランプを外す時期が早かった。 1.倒れ止めピースを取り付けたことを確認して、吊りクランプを外すことを再徹底する。
2.倒れ止めがレバーブロック1カ所だけで、十分でなかった。 2.ウェブ組立て時の転倒防止基準を定め、部材の形状等により、倒れ止め方法、位置等を決定する。
3.仮止め溶接の溶接長が十分でなかった。 3.受注製品毎に仮止め溶接の施工要領書を作成し、事前に教育徹底する。








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