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事例16 クレーン作業の荷崩れに巻き込まれ
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発生状況 職種 鉄工 年齢 45才 経験年数 23年 勤続年数 23年
 走行ジブクレーン軌条内に止めていた高所作業車を移動してもらうため、クレーン軌条内に入り玉掛け者と話していた。一方、フォークリフトでクレーン軌条横までで運搬されてきた、ボイラー用循環ポンプ(64kg)をクレーンで軌条内に設置している移動式倉庫に格納する作業が近くで行われていて、2.5m程吊上げ、旋回し始めた直後、ポンプがバランスを崩し落下し、本人の左肩をかすめながら左足先にあたり受傷した。
 
原因 対策
1.吊り荷の状態等の安全確認を怠った。 1.玉掛けの安全基本動作である地切り前、地切り後の一旦停止による安全確認を確実に実行する。
2.吊り荷の移動範囲の人払いをしなかった。 2.吊り荷の移動範囲内には立ち入らないと同時に、人払いを徹底する。
3.ワイヤーロープが台の両端部に掛けられ、かつ、台とポンプが固定されていなかった。 3.一部が固定されていない吊り荷は、用具吊りを行なうか、またはロープ等で固縛する。








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