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事例14 部材の鉄板を支えようとして下敷き
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発生状況 職種 鉄工 年齢 54才 経験年数 5年
 本人は、ディゼルエンジンの加工部材の鉄板(942mm×890mm×55mm重量349 kg)をガスで開先をとるため、リフティングマグネット(吊り上げ能力400kg)で吊り上げて回したところ、滑り落ちて切断定盤に沿って立った。そのため、本人がリン木を敷いて寝かせようとしたところ、重量を支えきれず手前に倒れてきて受傷した。
 
原因 対策
1.鉄板の中央付近に切欠穴があったため、吸着位置をずらして吊り上げた。 1.接着面が十分でない物のリフティングマグネットによる玉掛けは、接着面が広く、吊上げ能力が十分な物を使用する。
2.立て掛けられた重量物(349kg)を人力で寝かせようとした。 2.重量物を倒す場合はクランプ等を使用して玉掛けし、転倒範囲内には、立ち入らない。








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