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事例6 溶接火花が首周りから入り火傷
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発生状況 職種 溶接工 年齢 58才 経験年数 38年 勤続年数 5年
 二重底ブロック取合い部の取付け切断作業中、肩口より火花が入り右背中部の作業服が燃えだしたが、気付くのが遅れ自分で消すことができなかった。自力でタンク外に出て付近の人に消火してもらったが右肩・右腋部を火傷した。
 
原因 対策
1.二重底(高さ2,200mm)の上部を切断する際、脚立等を使用せず作業したため、火花をかぶった。(切断作業の位置、姿勢が悪かった) 1.切断時の姿勢は脚立を使用する等、火花がかからないような姿勢で作業を行う。
2.服装が冬季で重ね着をしていたため、火がついたことに気づかなかった。また、下着にナイロン系のものを着ていたため火の回りが早かった。 2.作業服は燃えにくい作業服(綿製品で防燃性の高いもの)を使用し、ナイロン系は着用しない。
3.作業場所付近に消火器等が配置されていなかった。 3.タンクトップと上甲板に消火器を設置する。








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