2.2 実験結果
実施した実験のケースは表2.6に示すとおりである。計測された実験データはデジタルデータとしてパソコンに収録し、規則波中及び不規則波中の実験結果に対して以下の解析を行い、データ整理を行った。
・規則波中実験 振幅・位相解析により、規則波中応答の振幅を求めた。
・不規則波中実験 スペクトル解析により、不規則波中応答の有義値を求めた。
表2.6実験ケース
水深 |
岸壁 |
浮体状態 |
Case1
(γ=2.3t/m3) |
Case2
(γ=1.5t/m3) |
Case3
(γ
=1.2t/m3) |
10m |
なし |
波方向0°、
90° |
波方向0°、45°、90° |
波方向0° |
浮体縦付け状態、岸壁距離15m |
― |
波方向0°、45° |
― |
浮体横付け状態、岸壁距離2m、5m |
― |
波方向90° |
― |
各実験結果は波高で正規化した応答を波周期ベースの図にして表し、各パラメータ影響を比較した。その結果を計算値と比較して以下に示す。各図で、規則波中及び不規則波中の結果を上下に並べて示している。
規則波中実験結果
(拡大画面: 57 KB)
不規則波中実験結果
(拡大画面: 50 KB)
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図2.5 波方向0°における浮体喫水の影響
規則波中実験結果
(拡大画面: 169 KB)
不規則波中実験結果
(拡大画面: 163 KB)
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図2.6 波方向90°における浮体喫水の影響