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資料2 AIS 10/5/1
 September 21, 2001
IALA AIS委員会から事務局長への上申書
1. 提案
 現在の4年間の作業期間がこの2001年9月に終了するに当たり、当AIS委員会は、現在のIALAの規定では、作業の再開が見込まれる2002年9月までの間に1年間の空白が生じることを懸念しております。AISのシステムの定義を完全なものとするための作業で残されているものを検討した結果、当委員会としては2001年9月から2002年9月までの間作業を続ける技術ワーキンググループ(TWG)を早急に設置する必要があると考えました。従いまして、当委員会は事務局長並びにIALA理事会に対し、AIS TWGの設置をご承認頂き下記の作業を継続することお許し願いたいと存ずる次第であります。
 また、他のIALA文書との一貫性及び整合性を保つため、委員会事務局がこの作業に引き続き参加出来るようお取り計らい頂ければ幸いであります。
2. 作業継続の正当性
 提言で述べたとおり、AIS委員会は、AIS TWGは2001年9月から2002年9月までの間作業を続け、必要な次の資料を早急に作成すべきであるとの結論に達しました。
 i. AIS陸上局の技術的記述
 ii. 航行援助AIS局の定義
 iii. クラスB移動局の記述
 iv. 暫定IALA AIS指針の洗練化の作業
 v. 勧告ITU-R M.1371-1の明確化にのための勧告の拡大及び洗練化の作業
 作業計画の重点を明確にするため、AIS委員会は臨時AIS TWGの寄託事項を作成しました。これをAnnex1として添付してあります。
 上記の計画に要する作業量を検討した結果、中間会合を8回持てば十分であろうと推定しました(Annex2参照)。旅行費用を節約するために、これらの会合は、出来る限り他の国際会議で各委員が出席するであろう会議と期日と場所を合わせるように調整しました。
 提案しましたAIS TWGが承認されれば、IALAに対し次の点について効果を生むものと考えます。
a. AIS基地局用として国際的に確立した標準機器の概要
b. 航行援助AIS局用として国際的に確立した標準機器の概要
c. IMO, ITU及びIECからの要請に応じたこれらの機関に対する寄与の継続
d. IALA会員のための現行のAIS指針
3. 依頼事項
 AIS委員会は事務局長並びにIALA理事会に対し、上記の提案をご承認下さるようお願い申し上げます。








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