記入手引き
【エコドライブのための実施体制】
・エコドライブを推進するための責任者は、エコドライブについての日常の指導や実績を把握し、エコドライブを進める担当者を指します。運行管理者を充てることも考えられます。
・ドライバーに対するエコドライブに関する基礎的な知識についての教育・指導には、朝礼での周知徹底、ポスター掲示による啓発、講習会の実施などがあります。エコドライブについての教育・指導には、上記に加えて、始業時や終業時における取組状況の確認、エコドライブ講習会への参加、社内の実技講習会の実施などがあります。
・エコドライブ講習会は、各都道府県トラック協会、トラックメーカー等が実施している実技による講習会です。
・デジタルタコグラフを用いれば、各ドライバーのエコドライブ実施状況が把握でき、個別のドライバーに即した指導を行うことができます。
・ドライバー別の燃費管理の結果をもとに、燃費の悪いドライバーヘの注意や実技講習会への参加、燃費の優れたドライバーの表彰等を行っている例があります。
・エコドライブの教育・指導に関する参考資料としては、経営者を対象とした「エコドライブ推進マニュアル」(全日本トラック協会)、トラックドライバーを対象とした「省エネ運転マニュアル」(全日本トラック協会)があります。
チェックリスト
【エコドライブのための実施体制】
□ エコドライブを推進するための責任者を定めている〔レベル1〕。
□ ドライバーに対して、エコドライブに関する基礎的な知識についての教育・指導を行っている〔レベル1〕。
→教育・指導を行っている場合は、教育・指導を行っているエコドライブへの取組内容に○をつけてください。
取組 |
記入欄 |
荷物の積み降ろしの際には、アイドリングストップに心がける |
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急発進、急加速、急ブレーキを控える |
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不要なものは積まない |
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シフトアップは早めに行う |
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経済速度で走る |
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無駄な走行をしない(例:走行ルートの事前確認など) |
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タイヤの空気圧を適正にする |
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空ぶかしをしない |
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エアコンの設定温度を控えめにする |
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その他( ) |
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※上記の項目のうち1項目でも基礎的な知識についての教育・指導を行っている場合はレベル1となります。
□ エコドライブ講習会や社内の実技講習会に、5割以上のドライバーが参加している〔レベル2〕。
□ ドライバー別に、燃費管理の結果をもとに、燃費が向上するよう指導を行っている〔レベル3〕。
□ ドライバー別に、燃費管理の結果をもとに、燃費の優れたドライバーへの表彰等を行っている〔レベル3〕。
記入の手引き
【アイドリングストップの励行】
・アイドリングストップはエコドライブの取組のひとつですが、エコドライブの中でも非常に重要な取組です。
・アイドリングストップに関する取組状況は、デジタルタコグラフや運転日報への記載等によって把握することが可能です。
・予め、アイドリングストップの実施状況の把握・評価の手法、ドライバーの教育、優良ドライバーの表彰、取組結果をもととした見直しの時期などを定めておき、それに沿った取組を行うことが必要です。
【推進手段等の整備】
・エコドライブの実施率を向上するためには、会社としてもエコドライブが容易に実施できるような機器の整備について検討し、計画的に取り組んでください。
・エコドライブ用の機器は、業態や営業地域に合わせて選定してください。また、導入にあたっては、計画をドライバーなど従業員に示しながら進めてください。
・表の記入方法
A車両保有台数:5頁に記入した合計車両台数を記入してください。
B導入実績台数:現在導入済の装置の台数を記入してください。
D追加導入計画台数:策定している導入計画で今後の追加導入計画台数を記入してください。
F時期(いつまでに):Dの追加導入計画を最終的に実施するのがいつまでかその時期を記入してください。
チェックリスト
【アイドリングストップの励行】
□ アイドリングストップの励行を重点的に取り組むよう周知している〔レベル1〕。
□ アイドリングストップに関する具体的な実施項目を定めている〔レベル2〕。
□ アイドリングストップに関する取組結果のデータを整理し、取組状況が改善するよう、取組の見直しを行う仕組みを設けている〔レベル3〕。
【推進手段等の整備】
□ エコドライブを実施するための手引き(省エネ運転マニュアル等)をドライバーに配布している〔レベル1〕。
□ エコドライブを推進するための装置を導入するための計画を作り、計画に沿って実施している〔レベル2〕。
→導入計画を次の表に記入してください。
(拡大画面: 48 KB)
□ エコドライブを推進するための装置を導入した結果を確認し、エコドライブの実施に役立てている〔レベル3〕。