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2.エコドライブの実施

記入の手引き
 
・エコドライブは、CO2の削減、沿道における大気汚染や騒音問題の低減などに役立つとともに、燃費の向上により燃料費を節減できるので、積極的に取り組んでください。
 
・エコドライブを会社として実施し、燃費の改善や環境負荷の低減を図るためには、
−まず、日頃から燃費管理を徹底して行い、それをもとに燃費の改善目標を設定します。
−次いで、エコドライブ推進のための責任者を設置し、計画的な取組を進めます。
−さらに、実際にエコドライブに取り組むドライバーへの教育や指導を進めたり、必要に応じてドライバーの励みになるような表彰制度などを実施します。
−また、会社としてエコドライブの結果を把握したり、ドライバーがエコドライブに取り組みやすいような装置や機器を導入します。
 
・エコドライブを進めるためには、その他にも様々な取組が考えられますが、ここでは、特に次の事項については、積極的に取り組んでください。
−燃費目標の設定、エコドライブの計画的な実施、エコドライブ実施のための体制の整備、エコドライブについての教育、指導、アイドリングストップの励行、推進手段等の整備を取組項目としています。
 
【燃費等に関する定量的な目標の設定等】
・車両の走行距離や燃料の使用状況は、関係機関への報告、運転日報、燃料の購入伝票等をもとに把握可能です。記入した情報の対象とした時期や期間については明確にしておいてください。
 
・表の記入方法
[1]車種別の把握が困難な場合は、合計のみ記入してください。
[2]期間は最新の1ヶ月間、1年間など、最も記入しやすい形で記入してください。
[3]道路運送車両法の規定により、最大積載量5トン以上又は車両総重量8トン以上のものを大型貨物自動車といい、この分類にしたがって区分しています。
[4]二酸化炭素排出量は以下の式によって計算してください。
  二酸化炭素排出量=期間燃料使用量×二酸化炭素排出係数

チェックリスト
 
【燃費等に関する定量的な目標の設定等】
□ 走行距離および燃料の使用状況について、会社として把握している〔レベル1〕。
→把握している場合には、次の表に記入してください。
期間( 年 月〜 年 月)
(拡大画面: 130 KB)
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※1「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づく燃費基準(トップランナー基準)達成車および低排出ガス認定車(P18参照)
※2二酸化炭素排出係数:環境省「温室効果ガス排出量算定方法検討会報告書」(平成12年)メタノールについては、新エネルギー・産業技術総合開発機構「CGT車及びエコモーター導入効果調査報告書」(平成10年)を参照した。
記入の手引き
・これまでの燃費の実績をもとにして、燃費の削減目標を対前年比、対前年同月比などにより、記入してください。
 
・燃費等に関する目標は、会社全体としての燃料消費量について設定する場合と、車種別に細かく設定する場合があります。
 
・表の記入方法
[1]車種別の目標は、該当する箇所のみ記入してください。
[2]期間は最新の1ヶ月間、1年間など、最も記入しやすい形で記入してください。
 (注)今期目標の「今期」とは、今回のチェックリストによる現状把握の時点から、次回予定している時期までの期間をいいます。
 前期実績の「前期」とは、前回行なったチェックリストによる現状把握の時点から、今回までの期間をいいます。
 
・エコドライブを計画的に進めるため、取組状況の把握手法、ドライバーへの教育方法、必要機器の整備などを盛込んだ計画を策定します。
 
・エコドライブの取組結果は、日報に記載させたり、デジタルタコグラフを用いるなどによって把握します。
 
・定期的な見直しを進めるためには、予め、見直しに当って必要とする取組結果の評価手法、目標の見直し時期、見直し責任者等を定めることが必要です。
チェックリスト
□ エコドライブについて、会社として燃費等に関して定量的な目標を設定している〔レベル2〕。
 
→目標を設定している場合には、次の表に記入してください。
期間( 年 月〜 年 月)
(拡大画面: 119 KB)
z5013_01.jpg
※「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づく燃費基準(トップランナー基準)達成車および低排出ガス認定車(P18参照)
□ 燃費等に関する定量的な目標を達成するため、エコドライブを効果的に進めるための計画を策定している〔レベル2〕。
□ 会社として、エコドライブの取組状況や取組結果(燃費)に基づいて、取組状況が改善するよう、取組の見直しを行う仕組みを設けている〔レベル3〕。








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