7.潜水作業内容及びプロフィール
水深30mでロープ結び作業とした。潜水スケジュールは、船上でスタートし、入水、潜降、水深2mでダイコンを作動させ安定するまで約2分間停止、その後に海底まで潜降、ロープ結びの作業準備をし、ストップウォッチスタート後5分でロープ結びを開始する。ロープ結びは、約20m(含30m)のロープをガイドロープに結び付け伸ばしていく、伸ばしたロープをダブルチェーンノット(ロープを編む)で結びながら戻ってくる指先の細かい作業である。ロープ結びの終了と共にガイドロープを大きく引き、船上に合図を送り、船上でもロープ結びの所要時間を記録する。全員が終了した時点で浮上し、5mで10〜20分の減圧後に海面へ浮上する合計時間が30〜40分の潜水とした(図6-2、6-3)。
図6-2 Air及びNitrox潜水のプロフィール
図6-3 潜水作業形態
[1]水深2〜3m付近にて待機
[2]潜降(30m)
[3]6mm索展張(始時、潜索を2回引く)
[4]6mm索展張後、ターンバックル分解・結合及び6mm索のダブルチェーンノットを開始
[5]ダブルチェーンノットを終了、潜降索を1回引く
[6]水深6mで5分の予防減圧を実施