7.測定項目及び方法
心拍数を測定した。心拍数はパルスグラフ(セイコー社製、パルスグラフ、メモリー付きダイビング時計)を用た。
8.結果
心拍数の測定は途中で測定不能になったケースがある。測定のために左指にセンサーを固定したことにより左手を使う動作を行った時にセンサーがずれて測定が不能になった。
図4-1に障害ドルフィンの心拍数を示す。海面ドルフィン中に負荷を加えて泳ぐために最大心拍数は150〜160拍/分まで上昇していた。OH27は開始3分で測定不能となった。
図4-2はロープ取付訓練(曳索取付訓練)中の心拍数である。潜水をしたり、ロープの取付をしたりの訓練のために身体負荷が動作内容により異なっている。最大心拍数は143拍/分までであった(AN24)。
図4-3の小回り訓練は、1人で決められたコースを潜水する訓練であり、コンパスナビゲーションとも言われている。肉体的負荷よりも精神的負荷が影響する訓練である。159拍/分までの心拍数を記録した者(AN24)もいるが、全体的には120拍/分前後であった。
図4-4は夜に小回り訓練が行われた時の心拍数である。SC31は2分で測定不能になったが、1人は164拍/分まで上昇し、1人は120拍/分以内の心拍数であった。