II.プールトレーニングに伴う負荷強度の評価
1.目的
プールトレーニングの訓練内容を調べ、どれだけの負荷を加えているかを心拍数から評価した。また息こらえなどのダイビング能力についても調べた。
2.期間
期間は、1999年7月30日の1日とした。
3.場所
場所は、横浜防災基地の訓練プール(写真2-1)及び潜水プールで実施した。
写真2-1 訓練プール
4.対象者
対象者は、隊員のTA 29才、SS 30才、IH 33才、TK 33才の4人とした。
5.調査者
芝山正治、青柳美樹
6.測定機器
パルスグラフ(セイコー社製、写真2-2)を用いて心拍数を測定し、負荷強度の評価を行った。
写真2-2 パルスグラフ
7.トレーニング内容
(1)ドルフィンキック
訓練プールで行われた。タンクを含めた全装備を装着し、スノーケル呼吸により、流れの中で水面ドルフィンキックを行った(写真2-3)。
写真2-3 ドルフィンキック中のダイバー
流速は、1.0ノット(低速)としたが、実際の流速度は確認できなかった。
(2)平行潜水
訓練プールでスキンダイビングの用具を用いて約50mの平行潜水を行い、可能かどうかを調べた。
(3)垂直潜水
潜水プールでマスクと水着だけで10mまでの潜水を約1分の時間を掛けて行い、実施可能かを調べた。