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2.2.2 新潜水技法の導入に関する調査結果
駒沢女子大学 芝山 正治
東京医科歯科大学 眞野 喜洋
山見 信夫
青柳 美樹
神山 貴巳香
I.羽田特殊救難基地における自主トレーニングの実施に伴う負荷強度の評価
1.目的
 調査研究の初年度として、特救隊員が羽田特殊救難基地で自主的トレーニングを行っているトレーニング種類及びその時の心拍数を調べ、負荷強度を体力テストで求められた結果から評価することを目的とした。また、特救隊長ヘフィールドトレーニングの実施に伴う体力要素とその評価方法についてもアンケート調査を行った。
2.期間
 期間は、1999年5月〜9月とし、一部に平成12年度の結果を用いた。
3.測定方法
 腕時計型の心拍数測定器及びトレーニング内容の記録の記載とした。
(1)心拍数の測定
 [1]セイコーパルスグラフ(SEIKO PULSE GRAPH「PROA-4A2」、写真1-1)の陸上用を3台(スポーツ防水)、水中用を3台(ダイビング用に特別防水)の計6台を用いた。測定と装着は、左手の第2指にセンサーを固定し、有線コードから左手首に取り付けた時計型本体に記録された。
z1046_01.jpg
写真1-1 パルスグラフ
 [2]解析方法はパルスグラフをパソコンへ出力する方法と本体から直接読み取る方法とし、その後にExcelヘマニュアル入力した。
(2)体力テストは横浜市スポーツ医科学センターで実施した。
(3)特救隊長へのアンケート調査を実施した。
4.対象
 対象者は、調査期間中に羽田特殊救難基地に勤務している特救隊員とした(表1-1)。
表1-1 自主的トレーニングを行った特救隊員
 特救対員イニシャル 年齢
AN 24 IM 31 SC 31 OS 28 IK 29 AY 31 TN 33 NK 24 TT 25
TT 26 ST 26 HN 26 NK 26 TK 35 WK 24 AK 27 TT 29 SS 29
TK 32 IH 33 ET 26 OH 27 AK 29 NH 26 YK 27 FK 28 OS 28
TY 29 HM 31 KF 35            








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