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(5)介入終了後8ヵ月の時点で、A群とB群のデータを比較した結果(表6)、社会的活動障害(GHQ-30)、不安・気分障害(GHQ-30)の訴えに差異が見られた。
 社会的活動障害(GHQ-30)についてはA群がB群よりも高値を示しているが、B群のデータが0であることから、この数値が特異的であると考えるのが妥当であろう。
 不安・気分障害(GHQ-30)の訴えは、A群がB群よりも低値を示している。
表6:介入終了後8ヵ月のA群とB群の比較
  A群 B群
POMS    
抑うつ 10.5±9.6 8.6±7.2
活気 24.2±7.3 27.2±3.2
怒り・敵意 11.1±7.8 10.4±5.7
疲労 8.9±4.3 7.9±4.7
緊張・不安 12.2±5.2 12.9±4.1
混乱 8.6±5.3 11.0±2.4
総得点 75.4±34.2 78.0±22.0
GHQ-30    
一般的疾患傾向 1.5±1.1 1.0±0.5
身体的症状 0.8±0.9 1.6±1.2
睡眠障害 1.2±1.2 1.0±1.0
社会的活動障害 1.2±1.6* 0.0±0.0
不安・気分障害 0.5±1.0* 1.8±1.2
希死念慮・うつ傾向 0.0±0.0 0.1±0.3
総得点 5.2±4.0 5.4±2.5
HAD    
抑うつ 5.1±4.2 5.2±2.5
不安 6.3±2.9 8.0±2.6
総得点 11.4±6.7 13.2±3.8
NK細胞活性    
E/T比10: 1 20.5±10.0 17.3±9.7
E/T比20: 1 35.3±16.9 29.9±15.1
*p ?0.05 (Mann-WhitneyのU検定)
図6:介入終了後8ヵ月の不安・気分障害(GHQ-30)
(拡大画面: 76 KB)
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